Job:映画プロデューサー・映画監督
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映画プロデューサー・映画監督
〔2003年原本〕
映画プロデューサーは映画の制作責任者です。
数種類のプロデューサーがいて、企画者(発案者)、スポンサー、制作現場の責任者の3種類です。
制作現場の責任者は映画監督です。映画監督兼プロデューサーということも多いようです。
映画監督は映画制作の総指揮者で、ときには自ら主演俳優のこともありますし、制作スタッフの統轄と演技指導を行ないます。
テレビ局や制作プロダクションの要請を受けて映画をつくることもあります。
制作会社から依頼されて作るタイプと、自ら企画し、資金調達し、制作するタイプがあります。
映画会社所属とフリー(独立プロ)の2通りがあります。
日本映画は、“危機”状態で、一般に少ない制作費・スタッフ、少ない協力体制、
少ない時間のもとで、監督の裁量に任される状態になっています。
映画制作だけの活動でなく、テレビドラマの演出、ほかの監督制作作品の助監督をつとめ、
CMフィルム撮影、シナリオ作りを手がけるなどをしています。
映画監督になるには、映画制作会社に入り助監督になって修業を積むというのが伝統的に多いケースです。
最近の若手は助監督を経験せず、自主制作作品を海外コンクールに持ち込み、その評価で日本映画界にデビューすることもあります。
テレビ局演出部、映画カメラマン、映画シナリオライターから映画監督になる人もいます。
いい作品を作って注目されなくては、続けることはできません。
評論家に評価されても興業的に失敗すれば当分仕事がこなくなります。
いい作品をめざすこと一般受けの間で常に悩む仕事です。