Job:シースチュワーデス

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シースチュワーデス

〔2003年原本〕
旅客船・遊覧船の女性客室乗務員です。
最大の特色は勤務体制。
３か月乗船して１か月休みというように、長期の乗船と長期の休暇の繰り返しになります。
いったん出航すると帰港までの１か月、３か月という長期間、休日なしの勤務になります。
一日の仕事時間は長く、交代の休み時間、睡眠時間以外はすべて仕事時間です。
体をつかう仕事が多いので、体力がいります。
本格的な旅客船がこの数年間に増えて新しい職種になっていることとあいまって、２０歳代の人の仕事になっています。
いまのところ条件的、体力的には長く続けにくい仕事です。
客室、トイレなど船内各所の掃除、食事の支度や片付け、衣類のクリーニング、浴室の準備、
売店での日用品の販売、自動販売機の商品点検や補充など、ホテルの従業員と同じです。
衣食住を中心として船内で乗客が日常生活をおくるのに支障がないようにするいっさいのサービス提供です。
寄港地での観光案内や船内でのイベントなどはソシャルオフィサーの仕事ですが、ステージづくり、イベントのアシスタント、
乗客の案内などで協力することもあります。
乗船中は勤務中ですから、食費や住居費は不要、衣服はユニフォームや仕事着ですみます。
行先は、旅客船のコースや乗客グループの希望でさまざま。
国内専門から外国への就航も。
長い休日をいかに生かすのか、乗船中の“貯金”をどう生かすのか、若い人ならではの可能性の大きな仕事です。
男性の客室乗務員は、主に施設管理的な仕事をします。
なお観光地などで、周辺を１時間程度の短時間で周航する遊覧船の客室乗務員は、観光ガイドが中心です。