ページ名グレースファミリエ、神奈川県横浜市泉区、（発達障害のニュース）
ＮＰＯが共同でアート企画 異世代交流促進へ一歩
企画メンバーの斎藤百合恵さん、平野香穂里さん、濱名花織さん（右から）
市内で活動する社会人ＮＰＯ「横浜アクションプランナー」（ＹＡＰ）と、発達障害がある子どもの教育支援を行うＮＰＯ「グレースファミリエ」（中田北）が７月17日（祝）・29日（土）に共同でアートイベントを開く。
子どもと大人との新たな関わりの場を作ることが狙い。
近年、地域や家庭環境の変化もあり、子どもたちが親や教員以外の大人たちと関わりを持つ場は少なくなっているといわれている。
一方で、地域参加に関心の高い若者にとっては、親子向けイベントが中心で、子どもの存在を通さないと興味があっても足を踏み込みにくい現状もあるという。
放課後デイサービスなどの活動を行う「グレースファミリエ」は発達障害のある子どもに学習指導などを行っている。
武井麻衣子代表は、発達障害は外見からは分かりにくく、周囲の理解を一層進めていくのが今後の課題とし「将来、地域の担い手となる人に、我々の活動について興味を持ってもらえたら」と話し、今回の企画に期待を寄せる。
若者と地域をつなぐ活動を行うＹＡＰは、社会人が地域に関わる機会、関わりやすい入口をつくることを目指し、これまで市内各所のＮＰＯを連携した活動を展開してきた。
仕事以外の社会貢献に興味のある若者と地域のＮＰＯの出会いによって、市民団体が抱える地域の課題を解決するサポートも行っている。
今回のイベントはこうした両者の思いが一つになったもの。
当日は大きなモザイクアートを制作。完成した作品はグレースファミリエの事業所に飾る予定だ。
現在、イベントに参加する社会人を募集中。
参加申し込みや問い合わせは、アクションプランナーのＨＰ（ホームページ）（http://yokohama-ap.jp/）を参照。
〔タウンニュース横浜市 泉区版 2017年6月29日号〕
