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福祉事務所の前で「気持ちがついていかない」に対処

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2017年5月16日 (火) 22:41時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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福祉事務所の前で「気持ちがついていかない」に対処

先日、都内の福祉事務所にいきました。30代で一人暮らしをするBさんと一緒です。
生活保護を受けるための条件や手続きを相談するためです。
福祉事務所前で待ち合わせをし、事前の打ち合わせをしてから相談窓口に行くつもりでした。
約束時間より少し早くBさんはやってきて、所外に出るように合図をしながら先を歩いていきます。
人目がないあたりまで来て「待って! 今日は待って」といいます。
確かに前に約束してこの日に福祉事務所に来た。けれども「待ってほしい」ということです。ありうることです。
ですが私はBさんに理由を聞いてみました。
「気持ちが…、気持ちが…」
いまはそういう気持ちになれない、気持ちがついていかない、ということでしょう。
しかし、「気持ちが」の次の言葉が出てきません。
はたして自分はそんな状態なのか、もっと別の方法があるのではないか、自分の状態を受け入れられない…言葉にはできないけれどもそういう気持ちを推測できます。
ういえば「生活保護を受けることは自分の人生がゲームオーバーになる」と表現した人もいました。
とにかくまだ自分の状態を表現できない困惑した状態でいるのです。「待って!」、「気持ちが…」は、そういう気持ちが外側に漏れているサインなのです。
私はBさんの気持ちを待つことにしました。この日はBさんと一緒に相談窓口に行くのを断念しました。
そして「あなたの代理になって私が一人で相談窓口に行くことは認めてほしい」と言いました。
先日は一緒の相談窓口に行こうと約束した。
その日になって一緒に窓口には行けないけれども事務所にはきました。
ここで、私がBさんの代理で相談に行くのを認めれば、それはそれで一歩には満たないが小さな前進になると判断できるでしょう。
Bさんは、しばらく考えてから同意をしてくれました。
こういうことが数回繰り返されるかもしれません。
待ちながら少しずつ着実に進む方法はその場での対処・機転です。
この日もわずかですが進んだと思います。

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