ページ名子ども食堂「キッズカフェ」、東京都台東区、（子ども食堂・フードバンク）
フードバンクが子ども食堂 来月から週３回軽食提供 浅草橋、将来は夕食週５回に
【東京都】日本初のフードバンク活動団体「セカンドハーベストジャパン（２ＨＪ）」が、台東区浅草橋の事務所の隣に子ども食堂「キッズカフェ」を開いた。
日ごろから事務所に、保護者らと食べ物を受け取りに来る子どもたちのために「居場所」としてもらおうと考えた。
広さは二十平方メートルで、カウンターとテーブルに計十七席がある。
提供するのは、フードバンク活動に協力する企業から寄付されるカレーやパン、ジュースなど。職員一人とボランティア二、三人で対応する。
勉強をしたり本を読んだりもできる。
家庭で満足に食事ができない小学生を対象に週三回、軽食の提供から始め、将来的には週五回、夕食を取れる場所にする。
現在、フードバンクに寄せられた食べ物の受け取りは月二回まで。
２ＨＪのマクジルトン・チャールズ理事長は記者会見で「キッズカフェを作り来てもらう頻度を増やせば、もっと支援ができるのではないかと思う」と話した。
経済状態に関係なく、食べ物の心配をせず安心して暮らせる仕組み「フードセーフティーネット」を二〇二〇年までに日本で構築するのが目標だという。
キッズカフェは三十日にプレオープンし、四月一日から正式に始める。
開店は木、金、土曜日の午後一時半～五時。
問い合わせはセカンドハーベストジャパン＝電03（5822）5371＝へ。
〔◆平成29（2017）年3月30日 東京新聞 朝刊下町版〕
