光警報装置
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「光警報装置」設置を 非常ベルが聞き取れない聴覚障害者に「緊急」知らせる 総務省がガイドライン
福祉施設で実施された「光警報装置」を使用した避難訓練。天井左上で明るく光っているのが光警報装置=2月、東京都目黒区
火災発生時に非常ベルの音を聞き取ることができない聴覚障害者に迅速な避難を促すため、総務省消防庁が、光の点滅で緊急事態を知らせる「光警報装置」に関する初のガイドラインをまとめたことが分かった。
駅や空港、福祉施設など公共の場への設置を求める内容で、既に全国の自治体に通知。同庁は「専門家の実験で有効性が確認されている」とし、設置場所の拡大を求めている。
消防法施行令は、一定規模以上の駅や空港のほか、老人ホーム、障害者入所施設などに、火災の発生を自動検知して知らせる非常ベルなどを設置するよう義務付けている。
ただ聴覚障害者はベルの音で危険を察知することができないことがあり、音以外の伝達手段が喫緊の課題となっていた。
消防庁によると、光警報装置は天井や壁などに設置され、火災の発生を検知すると光が点滅して視覚への効果を訴える仕組み。
羽田空港国際線ターミナルや一部の福祉施設には設置されているものの、全国的には広がっていないという。
〔産経ニュース 2017.3.15〕