ページ名高知県子ども食堂基金、高知県、（子ども食堂・フードバンク）
子ども食堂で基金創設 ＝高知県
高知県は、子ども食堂を支援するための基金を設ける。
個人や企業からの寄付を受け付け、社会全体で子どもを支える機運をつくるのが狙い。
2016年度２月補正予算案に、関連経費1100万円を計上した。
児童家庭課によると、都道府県が子ども食堂に特化した基金を設けるのは珍しい。
寄付は、早ければ今年度内から受け付け、金額に制限は設けない。
地元企業のほか東京や関西の県人会にも呼び掛け、子ども食堂の趣旨に賛同する人からの支援を見込む。
県は17年度、基金を活用して子ども食堂の運営団体への補助金を設ける。
食堂開設時、食器や家具の購入費のほか施設の改修費などを最大15万円まで補助する。
食材費やボランティア交通費といった運営費のうち食堂の収入で賄えない部分にも、１回当たり6500円までを補助。
月４回、長期休暇中は週３回を上限とする。
県内には２月11日時点で、10市町に計19カ所の子ども食堂がある。
県は将来、子ども食堂を各小学校区に最低１カ所は設けたいと考えている。
〔◆平成29（2017）年2月21日 時事通信 官庁速報〕
