富士ミルクランド
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ページ名:富士ミルクランド、静岡県富士宮市、パンくず上(ニート・生活就労支援)
生活困窮者らに就労体験 県、合宿もセットで支援 =静岡
生活困窮者や生活保護受給者の就労準備を支援するため、県は今月から、合宿生活やNPO法人、福祉施設などで就労を体験してもらう事業を始める。
県内全12町に住む生活困窮者と生活保護受給者が対象で、合宿を取り入れた就労支援は珍しいという。
昨年4月に施行された生活困窮者自立支援法を受けた事業で、9~12月に県東部と県中部、賀茂地域で計10日間ずつ行われる。
合宿と就労体験がセットになっているのが特徴で、県地域福祉課によると、生活リズムの改善など、就労に必要な基本的な能力を身に付けてもらう狙いがある。
今月12日から県東部で始まる支援事業では、生活習慣の見直しなどを目的に「富士ミルクランド」(富士宮市)で4泊5日の合宿を行う。
同26日からはNPO法人「POPOLO」(静岡市)で5日間の就労体験が行われる。
食費などで悩む生活困窮世帯を支援する「フードバンク事業」で、食料の仕分けや梱包(こんぽう)などの作業を体験してもらう。
県内の生活保護受給者は約3万1000人。
自宅に引きこもり、ハローワークでの求職活動に踏み切れない人もいるという。
同課の担当者は「すぐに働くのは難しいと思う人でも、段階的に就労に向けて経験を積んでもらえれば」と話している。
参加に関する問い合わせなどは、同課(054・221・3501)へ。
〔2016年9月19日・貧困ネット、◆平成28(2016)年9月4日 読売新聞 東京朝刊〕