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一宮福祉弁当

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ページ名:一宮福祉弁当、愛知県一宮市、パンくず上(子ども食堂・フードバンク)
福祉弁当 若者、介護世帯に 一宮 100円安く独自支援 【愛知県】一人暮らしの高齢者や障害のある人らに割安の弁当を宅配している一宮市中町の「一宮福祉弁当」が、ひとり親世帯や介護世帯、仕送りの少ない学生らの支援を始めた。同じ量で通常より百円安い三百円の弁当を販売する。 一宮福祉弁当は、同市の生活困窮者支援団体「のわみ相談所」が「誰もが食べることができる社会」を目指し、二〇一三年に設立。生活の苦しい高齢者や障害者に弁当を届けている。困窮者の雇用の場としての役割も持たせ、調理は元ホームレスら六人が担当。毎日五十食ほどを手作りしている。八月からはその配達対象を若い世代や介護世帯に広げた。若者の貧困問題や介護世帯の孤立などが深刻化していることと、少しでも顧客を増やし、経営の安定化を目指す。ご飯とハンバーグ、デザートなどがある通常四百円の日替わりの弁当を、三百円で販売。六十五歳以上の独居世帯や障害者手帳を持っている人は市から配食サービス一食当たり三百八十円を補助してもらえるが、若い世帯や介護世帯は対象外なため、百円安くして独自に支援する。この弁当を頼んだ人には、生活状況を問うアンケートにも答えてもらい、のわみ相談所が必要な食料や衣類、日用品の提供といったさらなる支援につなげたい考えだ。宅配弁当を昼と夜の二回利用する市内の無職男性(75)は「一人暮らしで、外出も難しいのでとても助かっている。安くておいしい」と話す。ただ、知名度不足などで販売は伸び悩んでいるという。のわみ相談所によると、近年増えつつある貧困家庭などは仕事などで忙しく、行政や支援団体に自ら相談に来ることが少ない。一宮福祉弁当の宝満正一さん(65)は「宅配で貧困世帯の実態も把握したい。まずはおなかを満たし、自立への歩みを始めてほしい」と話す。宅配はJR尾張一宮駅から十キロ圏内で、大量注文は一週間前までの予約が必要。(問)一宮福祉弁当=0586(44)8180 〔2016年9月6日・貧困ネット、◆平成28(2016)年8月24日 中日新聞 朝刊尾張版〕

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