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藤沢市
藤沢市夜間子どもの居場所
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児童に夜の居場所を 藤沢市が施設開設方針 一人親や生活困窮世帯を支援
藤沢市は、夜間に保護者と一緒に過ごすことのできない子どもたちのための施設を市内2カ所に新設する方針を明らかにした。
関係経費約600万円を盛り込んだ補正予算案を市議会6月定例会に提出。
可決されれば、開設と運営を手掛けるNPO法人などを公募する。開設は今秋以降の見込み。
一人親家庭や生活困窮世帯の子どもたちの生活を支えることが目的。
市では小・中学生の約6人に1人が就学援助を受けており、中には保護者の仕事の都合でやむなく夜間を子どもたちだけで過ごすケースもあるという。
施設はそうした子どもたちの安全・安心な居場所となることを目指す。
夕食の提供をはじめ、子ども同士が遊んだり宿題をしたりする時間を設け、不安定になりがちな生活リズムの改善にも努める。
利用は主に一人親家庭や生活困窮世帯に限り、料金も徴収しない。
預かる対象は小・中学生だが、兄弟・姉妹がいる場合は柔軟に応じる。
施設から自宅まで帰路の送迎も担い、スタッフが子どもや保護者の相談に応じられるよう態勢も整える。
開設・運営の担い手はNPO法人や社会福祉法人などを想定し、市は委託料を支払う。
開設場所や開所日数、開所時間の詳細は未定だが、▽月12日以上▽午後5~9時-の開所などを最低条件として委託先を公募する。
市子ども家庭課は「一般家庭が夕食後に送る生活を、施設内でも送れるようにしたい」としている。
〔2016年6月20日・貧困ネット、平成28(2016)年6月9日 神奈川新聞 本紙湘南西湘〕
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