支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ
提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ
〔回答その1〕
多くの質問があります。
質問の答えはほとんどがこれまで不登校情報センターのサイトのどこかに書いてきたものです。
改めていまの時点で少しずつ答えてみましょう。
引きこもりの人への意識レベルへの働きかけで上手くいく例は、引きこもりの程度が“浅い”場合になると思います。
引きこもりの多くの部分、中心的な部分は意識レベル、物事を理解すれば何とかなるようなものではありません。
学校に行かなくてはならないと強く思いながら、体が動かないので学校に行けない子どもは少なくありません。
これは意識すれば、問題が解決するものではないことを示しています。
引きこもりも同じです。
外出し社会参加をしたいと思いながらも、それができないのです。
何よりも体が動かない、意識しても体が動かないのです。
意識とか状態の理解レベルではなく、感情や情緒の問題、意欲やエネルギーのない状態に対処しなくてはなりません。
引きこもりのたぶん90%以上は支援者(医療や行政機関を含む)との接点を持っていないはずです。
残りの数少ない人が何かの条件で支援者等に関わっているのです。
この貴重な人たちとの接触を通して、まだ接点のない多くの引きこもりの人との接触のしかたの手がかりを得ようとしているのが現在の支援の一面でもあります。