Job:フォノライター

フォノライター

〔２００３年原本〕
講演、対談などの録音テープを聴いて、文字化していく作業者、テープおこしです。速記記号は使いません。
依頼者によって、➀全部を文字に表わすもの、➁ある程度まとめるもの、➂印刷できる程度に整理するもの、などがあり、➂になると編集者の仕事を兼ねた仕事になります。
座ったままの仕事で、根気がいります。圧倒的に女性が多い。６０分テープ１本を文字に直すと４００字原稿で４０枚ぐらいになります。慣れてくると、パソコンを使い５時間ぐらいでできるようになります。パソコンが導入され、清書や編集作業的な文章の前後の入れかえなどは楽になってきましたが、パソコンを使うと目が疲れるので長く作業はできません。
苦労するのは話の内容が専門的でわからないとか、早口であるとか、ことばが聞きとりにくいときなどです。同じ依頼者からのものは、テーマが似ているのでだんだんわかるようになります。
収入はテープ時間とか原稿枚数の出来高払いになります。

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