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寺内農場

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2023年1月27日 (金) 22:02時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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寺内農場

種類・内容
所在地 〒 鳥取県南部町
運営者・代表
TEL・FAX

次世代を担う若手農業者 ~みのり多い未来への挑戦~(1)
わたしたちが暮らす南部町は、豊かな自然に恵まれており、年間を通して様々な種類の果樹等農産物が生産されています。
また、秋になると黄金色に色づく田園風景は、当たり前の景色として日常の生活に溶け込んでいるのではないでしょうか。
しかし、近年は少子高齢化が進み、農業者の高齢化と担い手不足という課題が年々深刻化しています。
2020年の調査では、農業担い手の約66%が60歳以上となっています。
担い手が減少する中で農業を守り、続けていくためには若い世代の力が必要不可欠です。
これから先の農業を担う若者に、その魅力や将来の展望を伺いました。
自然豊かな里地里山の風景を将来に残すため、私たちが今出来ることを考えてみませんか。
◆小さなころから通った農場で
子どもの頃から機械が好きだったという吉持さんは、小学生の頃から寺内農場に遊びに行ってはトラクターに乗ったり農作業を手伝ったりして農業に親しんできました。
高校や農業大学校に入ってからも、農業を学びながら夏休みには南部町に帰って作業を手伝い、繋がりは続いていました。
学校卒業後は自然な流れで寺内農場に就職し、若手農業者として業務全般に関わっています。
寺内農場は、43haの農地で営農しています。
そのうち30haは水稲を栽培しており、主力生産品となっています。
吉持さんは、収穫したもみの乾燥調整から袋詰めまで、製品が出来るまでの管理を任されています。
不良米が混ざらないよう注意を払いながら、一年で約3,000袋を生産しています。
担い手の高齢化や後継者不足が大きな課題となっている農業では、個人だけでなく法人においても同様の課題を抱えています。
一方で、農業を続けることが難しくなった農地所有者が増えており、寺内農場が管理または作業委託を受けている農地も拡大しているといいます。
代表の吉次純一郎さんは、吉持さんのように若い世代の方に、「寺内農場を設立してから約20年。
この先は、彼らが担い手の中心になっていきます。
若い子がいるからこそ、これからも十分続けていけると考えています。」と大きな期待を寄せられていました。
「夏は暑い中で体を動かすことが多くて、大変なことが多い」と語る吉持さん。
しかし、色々な機械を使って作業をしたり、機械の整備も自分で行ったりと、好きな機械に触れながらの農作業や、法人の職員だけでなく地域の方との繋がりが出来ていることが魅力だといいます。
将来的には水稲以外にも生産を増やしていきたいという寺内農場。
若手のますますの活躍が期待されます。
▽吉持壮馬(よしもちそうま)さん(23歳)
農業高校・農業大学校で野菜などの栽培を学び、19歳から農事組合法人寺内農場に勤務。
法人の主力生産品である米を中心に、業務全般に携わる。
〔広報なんぶ 2021年11月号〕

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