福岡市こども総合相談センター えがお館
福岡市こども総合相談センター えがお館
所在地 | 〒810-0065 福岡市中央区地行浜二丁目1番28号 |
---|---|
TEL | 092-832-7100 |
FAX | 092-832-7830 |
URL | http://www.city.fukuoka.lg.jp/index.html |
昨年の一斉休校から1年がたちました。
目まぐるしく変化する環境の中で、子どもたちは自分なりに少しずつ適応しながら、前に進んでいます。
未来を担う子どもたちのために、私たち大人にできることを考えます。
◆いつでも相談してください
市こども総合相談センター・えがお館は、20歳までの子どもや保護者を対象に、子どもに関わるさまざまな相談に応じています。
子どもの発達に関わることや生育状況、家庭内暴力や虐待の心配、不登校やいじめ等の学校生活のことなど、24時間体制で相談を受け付け、それぞれの状況に応じた支援を行っています。
▽えがお館で心理相談を担当する半田淳子係長(51)に話を聞きました。
子どもたちは、私たち大人が思っている以上に、自分なりに考え、状況を理解しようとしています。
子ども扱いせずに、年齢に応じた適切な説明をしてあげましょう。
「分からない」ことから不安になり、お腹が痛い、頭が痛い、眠れないなどの身体的な症状が現れたり、うまく表現できずにわがままになったり、落ち着きがなくなったりします。
まず、ゆっくり話を聴いてあげてください。
子どもは「聴いてもらえた、分かってもらえた」と安心し、気持ちが安定します。
家庭内でルールを決めるときも、子どもがどうしたいのかを聴き、一緒に考えてあげると、納得してルールを守ることができるようになります。
慌ただしい日々の中でも、子どもが状況を正しく知り自分の気持ちを表現できるよう、大人がサポートしていくことが大切です。
▽えがお館で長年相談に応じている石橋芳子さん(63)の話
まず最初に、「よく電話を掛けてくれましたね」と声を掛けます。
「一人で悩まずに相談してくれてありがとう」という思いからです。
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、「友だちとSNSでもめた」という子どもからの相談のほか、「動画を見続ける」「ゲーム依存ではないか」という保護者からの相談も増えました。
里帰り出産ができず、頼れる人がいなくて不安という妊婦さんもいます。
じっくり話を聴き、相談者自身が解決に向けて考えていけるよう寄り添います。
背景はさまざまですので、相談者のニーズに合わせて、どのような支援につなげられるかを模索します。
子どもたちも保護者も、みんな頑張っています。
今を乗り切るために、子育て家庭を孤立させないことが大切です。
社会全体で子どもを育てていきましょう。
市こども総合相談センター えがお館
場所:中央区地行浜二丁目
・相談電話【電話】833-3000(24時間)
・女の子専用電話【電話】833-3001(午前9時~午後5時)
※虐待については、児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(いちはやく)でも受け付け。
里親制度や引きこもりなどについての相談にも応じます。詳細はホームページ(「えがお館」で検索)に掲載しています
〔福岡市政だより 令和3年3月15日号〕