夢みらい館・さばえ
夢みらい館・さばえ
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 福井県鯖江市 |
連絡先 | 【電話】51-1722 |
私が主役、あなたも主役、みんなが主役 市民主役のまちづくり
■夢みらいWe 会長 栗山祐子さん《Zoomで取材に答えてくれました。》
◇コロナ禍で変化した市民活動
夢みらい館・さばえで、さまざまな活動を計画していた最中でのコロナ禍による閉館。
施設を管理する夢みらいWeの会長を務める栗山さんは、今後の活動をどのように行っていくかを話し合うため、当時在宅勤務の普及で使われ始めていた『Zoom(ズーム)』(※4)を使って会議を行うことを決めました。
「経験者に操作方法を習いながらなんとかリモート開催された17人での理事会。
自宅からの参加は、パソコンの音が出ない人、カメラが機能せず画面に映らない人、招待ルームに参加できない人などトラブル続き。
理事会どころではありませんでした。
理事は60代、70代の高齢の人が多い中、よくみんな諦めずに操作を習得してくれたと思います。
なんとしてでも話し合わないと前に進めない、という思いが強かったんでしょうね。」と栗山さんは振り返ります。
講座のオンライン配信も企画しましたが、見る側の環境が整っていないと視聴することができず疎外感を持つ市民もいます。
施設利用制限が解除されてまず取り掛かったのは、市民向けのZoom操作講座を行うことでした。
施設利用者や各種団体の役員などたくさんの人が参加してくれたおかげで、
夢みらい館・さばえから配信される動画はテーマによっては視聴者数が千人を超えるなど、オンライン配信ならではの結果となりました。
「これは、コロナ禍だからできた試みで、逆にコロナ禍でなければオンライン開催はありえなかったと思っています。
また30代、40代の若い人たちからの反応があったことも嬉しかったです。
今までどれだけ発信しても届かなかった世代に、オンラインによって伝えることができたということが一番の収穫だったかもしれません。」と、
栗山さんたちは誰でも自由に参加できる新しいツールの活用を通して、コロナ禍における今後の活動への広がりの可能性を感じたそうです。
また、オンラインでの啓発活動についてまとめた冊子も作成し、パソコンなどが使えない人たちに見てもらうことで、全ての市民が情報を共有できることを目指しています。
◇コロナ禍での女性支援
コロナ禍の中で浮き彫りになった女性の貧困問題。目に見えないだけで鯖江も例外ではありません。
フードドライブ活動(※5)で集まった食品などを必要な人に届けたいと思っても『貧困』を前面に出すと、待っていても、遠慮や恥ずかしさで自分から取りに来る人は少数です。
今後は、夢みらい館でバザーを定期的に開催して、誰でも好きなものを持ち帰られるようにするなど、
目立つことなく必要なものを受け取ることができる仕組みが作れないかを検討しています。
「ただ、食品などを困っている人に配布するだけでは、なぜ困窮しているかという根本的な問題解決になりません。
解決には、話を聞いて相談機関などに繋げられるような支援が必要です。
〝施す人〟と〝もらう人〟という区分ではなく、同じ市民として助け合える場、フラットに同じ目線で遠慮せずに参加できる場を提供することが、
『助けて』と声を出せない人たちへの手助けになるのではないかと思っています。
今後、地域住民や市民活動団体とも連携できないか話し合っていきたいです。」と、栗山さんは語ります。
※5…フードドライブ
家庭で余っている食べきれない食品を持ち寄り、福祉団体・施設などを通じて、必要としている人に提供する活動です。
家庭の食品ロス削減にもつながります。
〔広報さばえ 令和3年7月号〕
心のカフェ~1人で悩んでいませんか~〈鯖江こころの電話〉
龍谿乗峰氏を講師に迎えて、うつ・引きこもり・不登校に関する悩みや疑問を分かち合う心のおしゃべり会を開催します。
本人、家族、誰でも参加できます。一緒に話してヒントを見つけ、心を軽くしませんか。
日時:2019/11/29(金)16時半~18時、12/20(金)9時半~正
午
場所:神明公民館・2階研修室
料金:無料(事前申込不要)
問合せ:夢みらい館・さばえ
【電話】51-1722
〔広報さばえ 令和元年11月号 通常版 鯖江市〕