西諸地域精神保健福祉協議会
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ページ名 西諸地域精神保健福祉協議会 宮崎県えびの市(自治体福祉相談室・宮崎県)
正しい理解が支援へつながる~ひきこもりについて知ろう
近年、「ひきこもり」という言葉を耳にする人も多いでしょう。
しかし、ひきこもりが実際にどんな状態かを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、ひきこもりについての正しい知識と相談窓口を紹介します。
▽「ひきこもり」ってどんな状態?
「ひきこもり」は、状態を指す言葉であり、病名ではありません。
「ひきこもり」とは、「さまざまな要因の結果として社会的参加(※)を回避し、原則的には6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念」と定義されています。
(厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」より)
※義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など
▽ひきこもりは中高年齢化、長期化しています
内閣府の調査によると、全国で115万人がひきこもり状態にあると推計されています。
また、ひきこもりの状態が長期化しており、80代の親が50代の子の生活を支える「8050問題」が社会的な問題となっています。
▽ひきこもりは怠けではありません
ひきこもりの人は、何らかの理由で元気や自信を失っています。
表面上は怠けや甘えに見えても、本人は強い引け目や挫折感、劣等感など、心に深い葛藤を抱えています。
▽ひきこもっている本人の気持ちって?
多くの人は自信が持てず、物事を悲観的に考えがちです。
社会や家庭の中で一定の役割を果たせていないことを気にしています。
家族に負担をかけることを心苦しく思いながら、なかなか行動を起こせず、そんな自分の本当の気持ちを理解してほしいという思いを抱いている人が多いのです。
▽ひきこもりからの回復は可能です
焦らず、本人の孤立感を解消することが大切です。
適切な支援を受けることで、状態の改善につながります。
もし、本人や家族から相談を受けたら、相談者の了解を得た上で、以下の相談窓口につなぐことも大切です。
ぜひ、ご相談ください。
問合せ:市健康保険課市民健康係
【電話】35-1116(直通)
〔広報えびの 令和4年2月号〕