多摩市パートナーシップ制度
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ページ名 多摩市パートナーシップ制度 東京都多摩市(ジェンダー・東京都)
見える絆が、見えない困難を救うから。多摩市パートナーシップ制度開始
性的指向や性自認は自らの意思で変更できるものではないとされています。
ところが、「性」の多様性は目に見えないため、当事者の方々は誤解や差別を原因とするさまざまな困難に直面しています。
パートナーシップ制度の趣旨を市民の皆さんに広く理解していただくことで、誤解や差別が解消され、将来的に婚姻関係と同等のサービスを受けられるようになることを、市民や事業者の皆さんと共に目指します。
「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」に掲げた基本理念に基づき、性的指向・性自認を原因とした差別のない社会の実現に、市はこれからも取り組んでいきます。
すべての人が認め合える未来に向けて
◇当事者が社会で直面している困難
一緒に暮らしていてもパートナーと認められず、「病院で面会させてもらえない」「同居者として認めてもらえない」「避難所で安否確認をさせてもらえない」など、当事者は日常でさまざまな困難に直面しています。
LGBT法連合【URL】https://lgbtetc.jp/のページ下部にある「LGBT困難リスト」で具体的な事例が数多く紹介されています。
ぜひ一度ご覧ください。
自分らしく生きる未来へ
◇手続きの流れ
(1)準備
・対象者の要件を確認し、必要書類を用意
・TAMA女性センター【電話】355-2110へ電話し、宣誓日を決定(電話から1〜2週間後目安)
(2)宣誓日当日
・2人でTAMA女性センター(ヴィータ)へ
・個室で市職員が必要書類を確認後、宣誓
(3)受領証などの受け取り(宣誓日から1〜2週間後)
・TAMA女性センターで受け取り
※手続きは無料。宣誓者の条件により手続きが一部異なります。
詳細は、公式ホームページをご覧ください
◇誰もが安心して暮らせるまちに
〜制度とLGBT施策への期待〜
パートナーシップ制度は、国の法的保護を受けられない「法律上同性のカップル」の暮らしを地域で支える制度で、既に140を超える自治体で導入されています。
私どもが平成29年から市と共に実施してきた「多摩市LGBT電話相談」には、「親にも言えず独りで抱えてきた」「将来の道筋がみえない」「自分に正直に生きたい」などの切実な声が届いています。
本制度の導入は、「安心して生きていけるよ」という力強いメッセージとなるでしょう。
誰もが自分に正直に生きられ、違いを力にできるまちづくりが更に進んでいくよう期待しています!
NPO法人共生ネット 原ミナ汰代表理事
◇小さな一歩が未来をひらく
性の多様性に関する誤解や差別を原因として生まれる困難や生きづらさは重要な人権課題であり、市はその解消に向けてさらに取り組んでいかなければなりません。
これまでも「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」や「多摩市女と男がともに生きる行動計画」を定め取り組みを進めてきました。
パートナーシップ制度という小さな一歩をきっかけとして、性の多様性に関する理解をさらに広げ、人権課題の解決につなげるため、さまざまな施策を展開してまいります。
阿部裕行 多摩市長
〔たま広報 令和4年1月20日号〕