神戸市こども家庭センター
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神戸市こども家庭センター
神戸市こども家庭センター 16年度1225件 3年連続で最多更新 増加続く児童虐待相談 生命の危険「最重度」3件
神戸市は、2016年度に同市こども家庭センター(児童相談所)に寄せられた児童虐待相談の件数が1225件(前年度比321件増)に上り、3年連続で過去最多を更新したと発表した。
児童虐待防止法は、父親が子どもの前で母親に暴力を振るうことなどを「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」として虐待行為の一つとしており、面前DV事案を取り扱った警察からの通告増加が顕著だった。
同法が施行された2000年度は197件だった。
法改正を重ねて学校などの通告義務が広がったことや、関心の高まりで全国的にも年々件数が増えている。
16年度の警察からの通告は506件(前年度比228件増)。
相談経路別で昨年に続き最多で、増加の伸びも際立つ。
ほかの通報は近隣・知人265件(同4件増)や家族・親類160件(同17件増)だった。
虐待行為の種別は、「面前DV」をはじめ、「親が怒鳴っている」「泣き声が聞こえる」などの「心理的」虐待が503件と全体の41%を占めた。
「身体的」が384件(31%)、「保護の怠慢・拒否(ネグレクト)」が311件(26%)と続く。
「性的」虐待は27件(2%)で前年に比べて20件増えた。
相談の大半は「軽度」や「疑い」だったが、15年度はみられなかった生命の危険がある「最重度」の虐待が3件あった。
同センターTEL078・382・2525(平日午前8時45分~午後5時半)。
夜間・休日はTEL078・382・1900
〔◆平成29(2017)年6月6日 神戸新聞 朝刊〕