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チャイルドケアセンター
ＮＰＯ法人 チャイルドケアセンター
| 所在地 | 福岡県大野城市 |
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「フードドライブ」広がる 眠る食品集め寄付 九州も 子ども食堂支え／ 食品ロスも減
家庭に眠る食品を集めて寄付する活動「フードドライブ」が、九州で広がっている。
従業員などに一斉に協力を呼び掛ける企業や団体が目立ち始めた。
寄付する側にとっても、気軽に社会貢献できる上、家庭の食品ロスも減らせるとあって、活動の輪はさらに広がりそうだ。
フードドライブは1960年代、米国で困窮者支援と食品廃棄物削減の両方を目的に始まった。
日本ではここ２、３年で注目されるようになり、子ども食堂や生活困窮世帯に食材を届ける「フードバンク」の活動を支えている。
ファッションブランド「ＧＡＰ」の福岡、佐賀両県にある６店は昨年11月、フードドライブを始めた。
もともと海岸清掃などの社会貢献活動に力を入れてきたが、子ども食堂を知った福岡三越店の松本和晃店長（43）が「少しでも役に立ちたい」と提案した。
各店の従業員用スペースに食品を集める「フードボックス」を常設し、スタッフ計約100人がいつでも持ち寄れる。
これまでに３回、子ども食堂とフードバンクを運営するＮＰＯ法人「チャイルドケアセンター」（福岡県大野城市）に食品や菓子を届けた。
勤務の合間にカレールー３箱を寄付した達真理子さん（37）は「まとめ買いしてしまい困っていた。職場に持って行くだけなので簡単」と笑顔を見せた。
熊本県循環社会推進課では８月下旬、ごみ減量を目指す会議の参加者に呼び掛け、インスタントラーメンやツナ缶など食品計５キロを集めた。
ＮＰＯ法人「フードバンク熊本」（熊本市）を通して生活困窮者や児童養護施設などに届けられた。
同課は「家庭で使い切れない食材を活用し、食品廃棄物を減らすためにもフードドライブは有効」と手応えを感じている。
大分市の常妙寺は昨年７月から、お供え物でのフードドライブを仲介するＮＰＯ法人「おてらおやつクラブ」（奈良県）に参加。
大分県豊後大野市の「しげまさ子ども食堂」に菓子を贈っている。
住職の妻、永石美穂さん（41）は「自分たちのペースで長く続けられそうです」。
チャイルドケアセンターの大谷清美代表理事（50）は「個人が持ち寄った物は種類が豊富で、生活困窮世帯でも喜ばれる。今後も活動が広がってくれれば」と期待を寄せている。
〔◆平成29（2017）年10月16日 西日本新聞 夕刊〕
子どもに明日を＝子ども食堂 全27自治会に 大野城市、公民館を活用 地元ＮＰＯも協力
福岡県大野城市が地元のＮＰＯ法人、区長会と一体となり、全27行政区（自治会単位）に子ども食堂の開設を進めている。
公民館を活用し、市内全域の子どもが気軽に立ち寄れる居場所にする。
こども食堂ネットワーク（東京）によると、全行政区に設置する自治体は全国でも珍しく、先駆的な取り組みとして注目される。
子ども食堂は九州でも開設が進み、昨年11月時点で117カ所に上る。
一方で食材費や開催場所、人手の確保が課題となり、設置に至っていない地域も多い。
大野城市は、大人数の食事を賄える台所や調理器具がそろう公民館に着目。
同市で子ども食堂を運営するＮＰＯ法人チャイルドケアセンターと共に昨年11月、公民館の指定管理者である27行政区の区長が集まる会合で、子ども食堂開設への協力を要請し、了承された。
市は会場として公民館を提供し、区長側は住民に運営の参加を呼び掛ける。
チャイルドケアセンターは、運営ノウハウや企業から寄付された食材を提供する。
市内には既に７カ所で子ども食堂が設置されている。
今回の了承を受け、各地の住民が子ども食堂の実行委員会を次々と立ち上げており、新たに４カ所の開設が進んでいる。
大野城市区長会の穴井芳春会長（68）は「全面的に協力したい」、市こども未来課松竹史隆係長（48）とチャイルドケアセンターの大谷清美代表理事（49）は
「食卓を囲みながら全地域の子どもたちを見守る温かい街を目指したい」と力を込める。
○全域で見守り画期的
▽長崎大の小西祐馬准教授（児童福祉）の話 子ども食堂は増えてきているが各地に点在している状態で、利用できるのは近くに住む子どもに限られている。
大野城市では、市内全域の子どもを大人の目で見守る態勢を目指しており、画期的だ。
住民と行政が一体となって取り組んでいるため、食事の提供だけにとどまらず、さまざまな子どもの支援の入り口となるはずだ。
〔◆平成29（2017）年1月10日 西日本新聞 朝刊〕
大野城市と那珂川町で子ども食堂を開設するＮＰＯ法人「チャイルドケアセンター」が、子ども食堂の開設方法などをレクチャーする初めての勉強会を大野城市内で開いた。
同センターから子ども食堂での取り組みや舞台裏について紹介。
福岡、熊本両県から食堂開設を考えている市民団体や個人、約30人が参加した。
〔２０１６年２月２９日・貧困ネット〕
