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佐世保市教育委員会

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長崎県/子どもに明日を=佐世保 小中生の就学援助漏れ防止へ 全世帯から申請書回収 市教委/長崎ワイド
佐世保市教育委員会は2016年度分から、生活が苦しい世帯に学用品費や給食費などを助成する就学援助制度の申請書を市立小中学校では児童生徒全員に配布し回収する方式に改めた。
就学援助を受ける子どもの割合は2013年度で11・99%と全国平均の15・42%より低い。
市は、援助が受けられるのに漏れている世帯が多数あると判断。必要な世帯に援助が届くよう取り組みを強化する。
就学援助は、小中学生がいる生活保護世帯と所得水準が一定以下の世帯が対象。
これまでは学校で案内書類を配り、希望する世帯は学校で申請書をもらう必要があった。
市教委は、保護者が書類を読まず支援の網からこぼれるケースがあったとみている。
16年度分は小中学生全員に申請書を渡し、4月末までに全員から回収する。
援助対象は「世帯全員の市民税が非課税」「国民年金の掛け金が全額免除」など7項目のいずれかを満たす世帯で、証明書類と一緒に提出すれば手続きが終わる。
失業や病気の長期療養で急に生活が苦しくなった場合も援助を受けられることがあるという。
市教委によると、14年度に就学援助を受けた子どもは2682人で全体の12・71%と増加傾向にある。
全世帯からの申請書回収に伴い、援助を受ける子どもの割合が16年度は15・57%に高まると見込み、前年度より2020万円多い1億9480万円の予算を確保した。
市教委は「困窮する児童生徒に必要な支援を行き渡らせたい」としている。
〔2016年4月13日・貧困ネット、平成28(2016)年4月6日 西日本新聞 朝刊〕 

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