Center:ムチャな「問題・課題」の位置・構成
ムチャな「問題・課題」の位置・構成
〔2010年05月29日〕
第4章に当たる「問題・課題」には次の4点が示されています。
〔4-1〕「支援なのか・観察なのか」
〔4-2〕発達障害・精神疾患の受け入れ
〔4-3〕松田理事長の「私はアスペルガー」宣言
〔4-4〕実感なき搾取の構図
これらを不登校情報センターの「問題・課題」とするのは、個人の発言・表現の自由においては許されるとは思いますが、事典的なものに持ち込むとなると“しょーもない”こと、ムチャクチャです。
要するにこの項目も「(2-3)フリースペース・ワークスペース」の記述の一部になります。
事典の構成など全然わかっていない一つの現れです。
事典においては「問題・課題」の設定はどのような位置に置かれるのでしょうか。
一律の基準があるとは考えませんが、例えば不登校情報センターの設立目的との関連、運営の現状の視点などが浮かんでくるようにしてほしいものです。
当否はともかくそのねらいさえ不明瞭ではないでしょうか。
現状のウィキペディアの記述は執筆者の恣意的な関心、視点から書かれたものにすぎません。
執筆者はこのあたりも勢いに任せて書いたのでしょう。
これという順番、前後関係、全体に何を表現したいのか、取り組みへの批判・寄与あるいはバランスなどへの検討もなく、頭に浮かんだことを書き綴ったように思います。
書かれた「問題・課題」が何らかのしかたで解決したとしても、それは全体状況に何の影響も与えない、残らないというのでは「問題・課題」にする意味さえありません。
現行の記述がそこまで空虚とは思いたくはありませんが、執筆者が恣意的で個人的な体験に基づく記述をしているのが最大の弱点です。
それでも文章のあちこちには栄養素があると期待し、弱点を承知で執筆者が関心を持つ“フリースペース・ワークスペース”の「問題・課題」を、一つずつ検討をしていきます。