「のこのこ」長崎LD親の会
「のこのこ」長崎LD親の会
所在地 | 長崎県大村市 |
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桜まつり「青」で染めよう
青いものを身に着けての来場を呼び掛ける実行委メンバー=川棚町中央公民館
4月2日は「世界自閉症啓発デー」。
自閉症や発達障害への理解を深めるきっかけづくりとして、世界中のランドマークなどを青くライトアップする取り組みが広がる中、東彼川棚町でも住民が主体となって今年、初参加する。
「かわたな桜まつり」でにぎわう百津郷の城山公園を同日、ペットボトルに入れたろうそくで青く染める予定だ。
町内のコミュニティーサロン「井戸端 みんなでワハハ」(藤田直子代表)といった地域団体や町、県などでつくる実行委主催。
青色は癒やしや希望を表す色とされ、啓発活動のシンボルカラーとなっている。
参加のきっかけは、1月末に大村市内であった人権イベント。
会場で長崎発達支援親の会「のこのこ」のメンバーが、藤田代表にライトアップの取り組みを紹介。
「小さなことでも自分たちができることをやっていけば理解は広がっていくはず」。
趣旨に賛同した藤田代表が各方面へ声をかけ、協力の輪が広がった。
「のこのこ」の柿本文香副会長は「(住民と行政が一体となった)自治体レベルでの取り組みは県内では初めてで、大変ありがたい」と感謝。
「自閉症や発達障害といった言葉自体は以前よりも広がっているが、理解はまだまだ足りない。まずは『なぜ、ブルー?』と考えてもらうだけでもいい。そこから障害の存在を知るきっかけになってほしい」と話す。
当日は青く色付けしたペットボトルの中にろうそくをともし、ブルーを演出。
公園内の一角に約100本を並べる予定で、午後5時半~9時に点灯する。
ライトアップに先立ち、午前10時半~正午、人権に関するクイズ大会などの啓発イベントも実施。
実行委は服など青いものを身に着けての来場を呼び掛けている。
問い合わせは町教委(電0956・82・2064)。
〔2017年3月28日 長崎新聞〕