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スマイルひろば
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尼崎市 |
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子ども食堂 いつでも行ける場に 尼崎のNPO、30カ所を調査 活動続ける大切さ語る/兵庫
子どもの食や居場所について話し合う「食を通じた子どもの居場所尼崎フォーラム」が16日、尼崎市七松町1の市立すこやかプラザホールで開かれた。
子育て支援などに取り組むNPO法人「子どものみらい尼崎」が主催し、市内の子ども食堂の実態調査結果を発表した。
子ども食堂は、NPOや市民団体などが、子どもに、無料か低額で食事や居場所を提供する取り組みだが、運営主体や形態はさまざまだ。
実態を把握するため、調査に協力したNPO法人「スマイルひろば」(尼崎市)の小倉祐輔理事(26)が6~9月、社会福祉協議会などから情報を集め、飲食や居場所を提供している約30カ所を訪問。
食事を食べ、実施内容や設立の経緯を聞き取った。
その結果、市内では2015年6月に園田地区にできた「まあるい食卓」が最初で、9月現在は22カ所で26の子ども食堂が実施されていた。
調査結果をまとめた子どものみらい尼崎の濱田格子理事長(56)によると、子ども食堂は、主に貧困家庭の子どもを対象に課題の発見と対応を目指す「ケア付き食堂」や、対象を限定せず地域の交流拠点を目指す「共生食堂」などがあるとされる。
市内の子ども食堂の半数は対象を限定していない「共生食堂」に当たるが、活動の中でケアが必要な子どもには支援をするなどしていた。
ケア付き食堂は1団体が実施する3事業があった。
実施場所は、公共施設が最も多く、次いで高齢者施設、生協の集会室や子育て支援施設などが続いた。
日時別では土曜日の昼食や金曜日の夕食が多く、平日はおやつを提供している例が目立った。
濱田理事長は、子ども食堂が「居場所」となるには、常設や無料など「いつでも行ける場所」であることや、迎え入れる人がいることが大事だと指摘。
「他団体と協力し、同じ場所で食堂を続ければ、子どもにとって安心できる居場所になる」と話した。
〔◆平成29(2017)年9月17日 毎日新聞 阪神版〕