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Job:造船工

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
2017年9月12日 (火) 23:24時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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造船工

〔2003年原本〕
船を作る仕事、船大工です。
大きく分けて船の外形や骨組みをつくる船殻(せんこく)工事と、設備をとりつける艤装(ぎそう)工事があります。
大型船舶になると、その機能は、倉庫であり、工場であり、住居であり、それにともなう建築・土木・機械に関わるいろいろな工事・作業が必要です。
造船は総合組立産業です。船殻と艤装はそのなかでも造船の中心であり、造船の特色になるものです。
船殻工事には、鋼材のガス切断、切断した鋼材の曲げ加工、それを組み立て、溶接して船の形を造ります。
大型船のばあいは、舳先(へさき)から船尾(艫(とも)までをいくつかのブロックに分け、ブロックごとに組み立て、溶接していきます。
このブロックを船渠(せんきょ)(ドッグ)に運び、順次積み重ね、つなぎ合わせ、船の形に完成させていきます。
艤装工事は、起重機(クレーン)などの貨物の積み降ろし設備、推進機関(エンジン)、
操縦用の機器、レーダー、舵輪、揚錨機、停泊用装置、乗組員の居住設備、電気系統や配管、照明、通信設備などです。
これらとは別に、塗装や足場架設などの作業もあります。
仕事はいくつかの部分に分け、チームを組み、1隻1隻を数か月かけて造り上げます。
毎日の作業が円滑に進むように、その日の工事の材料の搬入、作業分担などを綿密に調節しながらすすめます。
工事は溶接のロボット化など、機械化、自動化がすすみ、知識も技能も急速に変化しています。
機械操作ができる造船工が必要になっています。
就業先は、造船会社です。しかし関連作業をする下請けや協力事業所の就業者もいます。
大型造船所(総重量500t(トン)以上、長さ50m以上の船舶)の多くは瀬戸内、関東・東海、九州などの工業地帯周辺にありますが、
小型船の造船所は全国いたるところにあります。
造船工場に入り、教育訓練を受け、またそれぞれの場の専門技能を身につけます。
入職時に必要な資格はありません。熟練工といわれるのは5~10年くらいの経験が必要です。
専門の工事の技能を評価する日本海事協会の技能資格があります。
造機艤装、配管艤装、木工艤装、電気艤装などが対象になっています。
〔給〕は技能・職種多様でそれぞれ違います。
〔並〕が大半です。

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