Job:情報処理技術者・情報処理資格者
情報処理技術者・情報処理資格者
情報処理技術者は、情報処理システム設計、プログラム作成、情報管理と運用などを行います。
高度情報化社会を迎える現在、情報処理技術の専門的知識・能力を備えた人材は社会に求められており、将来的にもニーズが高まる一方です。
情報処理技術者の資格は、今後さらに増える見込みです。
独立行政法人情報処理推進機構は「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定する国家試験である情報処理技術者試験を実施しています。
情報処理技術者試験は14区分ありますが、情報システム利用者側と開発者・運用者側とそれらから独立しているものの大きく3つの種類に分けられます。
利用者側に立つものは、初級システムアドミニストレータ試験(AD)、情報セキュリティアドミニストレータ試験(SU)、上級システムアドミニストレータ試験(SD)です。
情報システムの開発者・運用者側に立つのは基本情報処理技術者試験(FE)、ソフトウェア開発技術者試験(SW)、アプリケーションエンジニア試験(AE)、プロジェクトマネージャ試験(PM)、システムアナリスト試験(AN)、そしてテクニカルエンジニア試験の<情報セキュリティ>(SV)、<データベース>(DB)、<エンベデットシステム>(ES)、<システム管理>(SM)、<ネットワーク>(NW)です。
そして以上の2つの側から独立した視点のシステム監査技術者試験(AU)があります。
【参考】情報処理推進機構(本部)
〒113-8663東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス15階
TEL03-5978-7600(代表)
[>http://www.jitec.jp/ ]
IT活用能力検定試験は、(社)全国経理教育協会が実施し、文部科学省が後援する検定で、1~3級に分かれます。
3級は、ITの基礎知識を有し、情報の収集、整理、表現」ができ、情報社会のルールやモラルの習得を、2級は問題解決のためのコンピュータ活用能力を、1級は実行計画の立案からプレゼンテーションまでができる総合的な能力を測ります。
【参考】(社)全国経理教育協会
[>http://www.zenkei.or.jp/license/information.html ]
情報処理検定は、(財)全国商業高等学校協会が実施する資格で、主に商業高校在籍生、卒業生を対象とし、コンピュータのハードウェアやソフトウェアに関する知識、ビジネスにおける実務的表計算ソフトウェアの活用やデータベースソフトウェアの活用、プログラミングに関する技能をはかる検定です。
1~3級があり、1級と2級はそれぞれビジネス情報部門とプログラミング部門に分かれます。
この検定は情報処理推進機構の実施する初級システムアドミニストレータ・基本情報技術者試験の登竜門として位置付けられています。
【参考】(財)全国商業高等学校協会
[>http://www.zensho.or.jp/kentei/joho/kentei.html ]
全国大学実務教育協会では、指定の大学・短期大学において必要単位(必須及び選択科目合わせて40単位)を取得した者に上級情報処理士の資格を設定しています。
高度な情報処理技術の応用を身につけることを目標としています。
【参考】全国大学実務教育協会
[>http://www.jaucb.gr.jp/license/04.html ]
株式会社サーティファイでは、情報処理技術者能力認定試験、シスアド技術者能力認定試験、ネットワークアドミニストレータ能力認定試験、C言語プログラミング能力認定試験、Javaプログラミング能力認定試験、Visual Basicプログラミング能力認定試験、COBOLプログラミング能力認定試験、ワードプロセッサ技術認定試験を実施しています。
【参考】株式会社サーティファイ 情報処理能力認定委員会
[>http://www.sikaku.gr.jp/js/index.html ]
このほかにも民間企業や協会などが、ときには機種ごとの操作を含むさまざまな資格制度を設けています。