急性期脳卒中に対する予防的抗菌薬投与
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入院時高血糖は脳梗塞患者の転帰に...
糖尿病がない急性期脳梗塞患者の入院時高血糖は感染症と機能的転帰不良に関係するかどうかをオランダのグループが検討、Neurology(2017; 40: 468-475)に発表した(関連記事「急性期脳梗塞への血管内治療、長期予後は」)。
同グループは、急性期脳卒中に対する予防的抗菌薬投与の機能的転帰への影響を評価したオランダの多施設ランダム化比較試験(PASS)のデータを用いて、急性期脳梗塞患者の入院時高血糖が感染症のリスクを予測するかどうか、また感染症によって高血糖の機能的転帰への影響が変化するかどうかを検討した。
入院時の血糖値7.8mmol/L(約140 mg/dL)以上を高血糖とし、3カ月後の機能的転帰をmodified Rankin Scaleにより評価した。
糖尿病がない急性期脳梗塞患者1,676例のうち338例(20%)が入院時高血糖と判定された。
潜在的交絡因子を補正した結果、入院時高血糖は脳梗塞後の感染症、3カ月後の転帰不良および死亡といずれも有意な関係を示した。
脳梗塞後の感染症によって、高血糖の機能的転帰に対する影響に大きな変化はなかった。
糖尿病合併の418例では、入院時高血糖と脳梗塞後の感染症に関係は認められなかった。
〔メディカルトリビューンウェブ 2017.05.01【海外短報】編集部〕