高知県中央児童相談所
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高知市・女児死亡事件
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高知・10カ月女児死亡:児相の対応力強化を提言 県第三者委が報告書 /高知
高知市の市営住宅で昨年10月、生後10カ月の女児が死亡していた事案で、県が設置した第三者委員会(川崎二三彦委員長)は18日、
「児童相談所の虐待対応力の強化」など5項目の提言を盛り込んだ報告書を尾崎正直知事に提出した。
委員会は、弁護士や大学教授ら9人で構成し、今年1月から児相や保育所など関係機関にヒアリングするなどして調査してきた。
報告書は、主な担当機関だった児相の対応について「(対象児童が)乳児であることを踏まえ、高い危機感を持って介入するべきケースだった」
「(児相が子供が負傷した原因を把握する手段として)外部専門家の意見も取り入れた体制を構築する点で課題があった」などと指摘。
▽虐待への対応力強化に向けた組織改正▽保健師や児童心理司など多職種の職員で分析しリスクを検討できる体制整備
▽子供のけがやあざなどに関し医学的な助言を受けられる仕組み作り――などを提言した。
川崎委員長は「(児相は)援助の経過の中で一時保護を実施できたし、そうすべきだった。スピード感を持って(改善に向けた)取り組みをやっていかなければいけない」と注文。
尾崎知事は「対応を強化していこうというところだっただけに残念でならない。児相は増員を図り、危機管理の意識を持ってしっかり対応する」と語った。
〔◆平成28(2016)年3月19日 毎日新聞 地方版〕