グリーンコープ連合
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グリーンコープ連合
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フードバンク:県のモデル事業が始動 /福岡
規格外や納品期限切れを理由に、賞味期限内に破棄される食品を企業などから譲り受け、生活困窮者に提供する県の「フードバンク」モデル事業が始動した。
食品物流のノウハウを持つ生協「グリーンコープ連合」(福岡市)に事業を委託し、食品の提供方法や運営実務、ハード面などの課題を検証し、フードバンク活動の県内普及を目指す。
フードバンクは、生活支援と同時に、まだ食べられる食品が廃棄処分される「食品ロス」を減らす取り組みでもある。
県はモデル確立のため今年度130万円を計上した。
食品の配布は今月から始まり、19日は東区のグリーンコープ物流センターで食用油や酢、スパゲティなどの食品約10キロが、城南区で子供たちに無料で食事を提供する「子ども支援食堂まごころ」を運営する波村真二さん(58)に手渡された。
波村さんは「大変ありがたい。モデル事業が、子供食堂がより広く浸透するきっかけになってほしい」と話した。
グリーンコープは、本業で取引のある食品会社など約10社から加工食品や調味料などの提供を受け、当面は県内各地の県自立相談支援事務所や子供食堂の運営者計8機関・団体に配布する。
グリーンコープの高橋陽佑さん(33)は「課題を解消しながらモデル事業の形が見えるようにしたい」と語った。
〔2016年10月2日・貧困ネット、◆平成28(2016)年9月20日 毎日新聞 福岡都市圏版〕