おかざき絆こども食堂
こども食堂：子どもたちの居場所に 地域と協力、夏休みの食事支援 岡崎のＮＰＯ ／愛知
夏休みの期間中、周囲から孤立しがちな子どもたちの居場所にしてもらおうと、岡崎市で生活困窮者の支援などを行うＮＰＯ法人「共生社会推進協議会」が火曜日の昼食時、「おかざき絆こども食堂」を開いている。
名鉄東岡崎駅近くの同市明大寺本町の居酒屋「東岡崎明月」を会場に、子どもは無料、大人は500円で昼食を提供する。
さまざまな事情で家族で食卓を囲めない子どもたちに、楽しく栄養のある食事をしてもらう狙い。
提供するメニューはズッキーニやピーマン、トマトなどを炭火焼きしてトッピングした牛肉カレーライス。食材は個人の家庭菜園や食品メーカー、飲食店からの寄付で集められる。
東岡崎明月の店長夫婦が趣旨に賛同して調理し店舗も提供。学生などのボランティアが手伝う。これまでに２回開かれ、約30人が利用した。
同ＮＰＯの塚平一民理事長は「助けが必要な子や親子に、気軽に安心・安全な食事ができる場所を提供したい」と話す。
利用者の声を集め、継続的に開くことも検討している。
こども食堂は今月23日、30日の午前11時半～午後１時もオープンし、年末年始も実施する予定。問い合わせは塚平理事長（090・6611・6763）。
〔２０１６年９月４日・貧困ネット、◆平成28（2016）年8月22日 毎日新聞 地方版〕
