カテゴリ:久留米市(福岡県)
久留米市
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◆福岡県/子どもに明日を=子ども食堂サミットで意見交換 「地域協力欠かせず」 「フードバンク必要」 久留米で運営者ら/筑後
久留米市で20日に開かれたシンポジウム「子ども食堂サミットinちくご」。
食堂主催者以外にも、市内外から関心を持つ人たちが多数参加し、子ども食堂の運営方法や今後の課題などについて、活発に意見を交わした。
同市安武校区で「安武こども食堂」を運営する緒方麻美さん(47)は、老人会や自治会、PTAなど地域ぐるみで取り組んでいることを写真を使い説明。
「校区には高齢者対象の食堂や障害者福祉施設があり、地域で支え合う土壌があった」と食堂の開設に地域の協力があったと強調した。
また、訪れる子どもの中には食に対する意識が低い子も多いと指摘。
食事前に献立の説明をしたり、果物をデザートに加えたりするなど、食事を楽しむ工夫をしていると話した。
子どもたちによる料理教室の計画も紹介した。
子どもの貧困問題に取り組むボランティアグループ「ボナペティ」(同市)の田町菜穂子事務局長(51)は、昨年11月に始めた家庭などから食品を集めて必要としている子どもたちに届ける「フードドライブ」の活動を発表。
「余っている食品を集めるのではなく、子どもたちに安心して食べさせられるものを届けたい」と話した。
会場からは、食材の保存場所の確保を求める声も。
「受け皿になるような倉庫などが必要。筑後地域全体のフードバンクが必要」「行政が支援するべきではないか」などの意見が出された。
主催の市民団体代表、下東信三弁護士は「小学校区ごとに子ども食堂ができるのが理想。これからも取り組みを続けていきたい」と話した。
〔2016年3月28日・貧困ネット、平成28(2016)年3月21日 西日本新聞 朝刊〕
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◆久留米の母子殺害:市が経緯説明 子の所在不明、12年6月把握 /福岡
久留米市に約11年前に住んでいた、母子とみられる2遺体が佐賀県伊万里市で見つかった事件で、久留米市は29日、市議会の教育民生常任委員会で経緯などについて説明した。
事件が発覚したのは23日未明。
県警が記者会見し、約11年前に久留米市に住んでいた母子の母親(当時28、29歳)を殺害したとして、伊万里市の自称アルバイトの男(47)を、22日に殺人容疑で逮捕したと発表した。
男は子供の和音(かずと)ちゃんの殺害も供述しているという。
常任委員会での説明によると、家庭子ども相談課が和音ちゃんの所在不明に気付いたのは2012年6月。
「和音ちゃんが就学年齢になっても小学校に通学していない」と市教委から連絡を受けたのがきっかけだった。
同課が調べたところ、和音ちゃんは04年9月にツベルクリン反応検査とBCG接種を受けていたが、その後の乳幼児健診はいずれも受けていなかった。
市は12年8~10月、和音ちゃんに関する情報を久留米児童相談所や久留米署と共有した。
一方、厚生労働省が14、15の両年に実施した居住実態不明児の調査では、いずれの年も不明だったのは、和音ちゃんだけだった。
〔2016年2月8日・貧困ネット、平成28(2016)年1月30日 毎日新聞 筑後版〕
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