Interview:二院制国会は税金の無駄遣い
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二院制国会は税金の無駄遣い
国会は衆議院と参議院の二院制をとっていますが税金の無駄だと思いませんか?
〔2012-07〕
民主主義のコストという考えがあります。
国民の多様な、ときには移ろいやすい気持ちを2つの角度から救い上げるのがこのシステムの本来のねらいではないですか。
参議院が貴族院の継承から生まれたというのが背景にあります。
しかし両院が似てきたなかで、別の役割を持ってきているともいえます。
それはうまくも働くこともあるし、誰かにつごうが悪く働くこともある。
数年前からの両院のねじれ状態はそうかもしれません。
しかしそれだって、いつも最悪とはいえないでしょう。
消費税も衆議院の可決で全て決まるというよりはまだ参議院があるということです。
即決を望む人には都合がわるいかもしれませんが、慎重にする考えには向いているといえます。
二院制は私の考えからすれば、国民の意識をより正確に反映するという意味では、やや否定的です。
それでもすぐになくしたほうがいいとは思いません。
ましてや税金の無駄遣いという視点から問題にするのはナンセンスです。
国会議員が10名もいればいいというようなことになりかねません。
民意を反映するにはそれなりの人がいるし、仕組みもシンプルがいいとは思わないからです。
仕組みの点で参議院はベストではないでしょうが、なくなればいいとは思わないのです。