函南町生涯学習課
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ページ名 函南町生涯学習課 静岡県函南町(ジェンダー・静岡県)
もっと自分らしく みんな違ってみんないい~男女共同参画ってなあに~(2)
■LGBTとSOGI?男女共同参画との関係
LGBTとは、L:レズビアン(女性の同性愛者)、G:ゲイ(男性の同性愛者)、B:バイセクシャル(両性愛者)の3つのセクシュアリティ(性的指向)とT:トランスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性別に違和感を持ち、性別を越えて生きる人、生きたい人)という性自認の各単語の頭文字で、セクシャル・マイノリティー(性的少数者)の総称として使用されています。
また最近ではSOGI(ソジ・ソギ)という言葉も使われています。
性的指向(Sexual Orientation)・性自認(Gender Identity)の頭文字で、性のあり方は誰もが持っているもので、少数派も大多数派もなく、広くみんなの在り方を認めましょうという考え方です。
世界には多様な人々が生きています。
男女共同参画でいう男女とは、男性と女性だけのことではなく、多様なすべての人を指します。
それぞれの人権を尊重し、互いを認め合うことが男女共同参画の第一歩です。
■みんな違ってみんないい
男女共同参画社会とは、自らの意志によって、社会のあらゆる分野の活動に参画する機会が確保され、誰もが平等に学んだり働いたりすることができ、ともに責任を分かち合える社会のことです。
性別で決めるのではなく、個人の能力などによって役割を適切に分けることで大人も子どもも、もっと心豊かに、生き生きと自分らしく暮らせる社会が訪れるはずです。
「みんな違って、みんないい」本来一人ひとりは違うものであり、それぞれが良さを持っています。
その良さを認め合うことができる社会をつくりましょう。
■函南町の目標
町では、平成27年に第2次函南町男女共同参画計画を策定し、男女共同参画の推進を図ってきました。
5年が経過した令和4年3月に社会の変化に対応するため、第2次函南町男女共同参画計画改訂版を策定しました。
「一人ひとりが認め合い 支え合うまち かんなみ」を実現するために、どのように取り組むかをまとめた計画です。
■6月23日~6月29日は男女共同参画週間
家族みんなで家事や地域活動などの分担について話し合ったり、仲間と仕事の仕方について考えたりしてみませんか。
得意なこと、好きなこと、苦手なことは人それぞれ。
が個性や能力を発揮して責任を分かち合うことが男女共同参画です。
■町で、地域で、家族で、一人ひとりができることから取り組んで、男女共同参画社会の実現を目指しましょう!
問合先:生涯学習課
【電話】979-1733
〔広報かんなみ 令和4年6月号〕
周辺ニュース
ページ名 函南町生涯学習課 静岡県函南町(ジェンダー・静岡県)
もっと自分らしく みんな違ってみんないい~男女共同参画ってなあに~(1)
最近、「SDGs」「LGBT」といった言葉が聞かれることが増えました。
それはなんのことでしょう。
「男女共同参画社会」という言葉を聞いたことがあるけれど、よくわからない、自分には関係ないと思う人もいるでしょう。
町では、第2次函南町男女共同参画計画改訂版を3月に策定しました。
実は、男女共同参画は、大人にとっても子どもにとっても、生活や未来にとって大切な考え方です。
今回は、小野先生から男女共同参画を学んでみましょう。
■小野先生がみんなの疑問に答えます!
小野高弘先生は生涯学習課社会教育指導員、元中学校教頭です。
現在も町内の中学校で授業を行いながら、生涯学習課で男女共同参画事業などを担当しています。
町が策定した第2次函南町男女共同参画計画改訂版の策定にも携わっています。
■SDGsってなに?
SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略のことです。
地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓って、持続可能な社会の実現を目指す世界共通の目標です。
平成27年の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ(計画)」に記載され、令和12年を達成年限とし、17の目標と169のターゲットから構成されています。
■難しくないよSDGs
SDGsは、「今だけでなく、ずっと続けていけるよう(持続可能)」、「今ある色々な問題を解決して(開発)」「誰一人取り残さないで、みんなが安心して満足した暮らしができるようにする(目標)」ことが「持続可能な開発目標」です。
このSDGsを受け、政府は令和元年にSDGs実施指針改訂版を決定し、SDGsの17の目標を再構成した8つの優先課題を提示しました。
その1番目に「あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現」が挙げられています。
つまり国はSDGsの課題の中でも男女共同参画が重要だと考えているのです。
あらゆる人が、ジェンダーに縛られず、社会のあらゆる場面で、個性・能力を発揮、意思決定し、主役として活躍できる社会を目指しています。
■「ジェンダーに縛られる」ってどういうこと?
ジェンダーとは、生物的な性差であるセックスではなく、社会的・文化的に形成された性(性別による役割分担意識)のことです。
簡単にいうと、服装や立ち振る舞いなどの表現に使われる「男らしさ」「女らしさ」や「男は仕事、女は家庭」など性別を理由として役割を分ける考え方のことです。
「ジェンダーに縛られる」とさまざまな選択肢が縛られてしまい、その人が持つ可能性が狭められてしまいます。
■日本の男女格差について
男女格差の国際的な指標「ジェンダーギャップ指数」での日本の総合順位は、156か国中120位(2021年)です。
日本は教育や健康の分野は高い順位にありますが、経済や政治分野では低い順位です。
この結果から、女性の社会参画が十分でないことがわかります。
〔広報かんなみ 令和4年6月号〕