宇土市生涯活動推進課
宇土市生涯活動推進課
所在地 | 熊本県宇土市 |
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TEL | 22-6510 |
■いじめから子どもの人権を守る
《いじめは重大な人権問題であり、人として許されない行為です》
いじめを背景として、児童生徒の生命や心身に重大な危険が生じる事案がいまだに後を絶ちません。
いじめを受けた子どもにとって、学校生活はつらく苦しいものとなり、友人との触れ合いを通じて自由に成長していく権利が侵害されます。
さらに不登校にまで至れば、教育を受ける権利まで侵されてしまうことになります。
▼いじめの形態
(1)相手が嫌がることをする、させる
(2)なかまはずれ・集団による無視(シカト)
(3)身体への直接攻撃
(4)ネットいじめ(SNSでの嫌がらせやLINE等でのなかまはずれ)
犯罪行為として早期に警察に相談・通報することが必要なものもあります。
▼あらゆる子どもがいじめの対象に
いじめは、特定の子どもだけに関わる問題ではありません。多くの子どもが入れ替わりながらいじめに巻き込まれているのが今日のいじめの実態です。
いじめに加担していなくとも、いじめの行為を面白がって見ていたり、はやし立てたりする「観衆」や、見て見ぬふりをしている「傍観者」という子どもの集団も存在します。
▼いじめの根底にあるもの
他人の心の痛みがわかるとか、思いやりといった人権意識が希薄であることがいじめの根底にあります。
▼いじめは差別の芽
動きが鈍いとか、目立っているとか、集団の中で、ただ他の人と異なっているというだけでいじめが行われることが多いものです。
これは、不合理な差別と軌を一にするもので、そのまま放置すれば、差別の芽となる危険性をはらんでいます。
▼私たち大人がすべきこと
〇子どもたちの人権意識を育てましょう
いじめをする子どもには、相手の立場になって考えさせ、いじめが大変残酷で、取り返しがつかない重大な人権侵害であることを十分に理解させることが大切です。
いじめる子どもの中には、親から暴力や強いプレッシャーを受けるなど、存在感や自尊感情が満たされず、その代償行為としていじめをすることが多いと言われています。
彼らとのコミュニケーションを深めて、心が満たされるような心の環境づくりに家庭・学校・地域全体で努めていきましょう。
「観衆」や「傍観者」もいじめに加担していることに変わりはないことを家庭の中で話し合い、他人への思いやりやいたわりなど、互いの人権を尊重し合う心を育てましょう。
〇いじめを見逃さない
SNSやLINEなど、自分専用のパソコンや携帯電話などを子どもたちが所持することで、親子の会話の機会が少なくなり、子どもの心身の変化に気付くことが極めて難しくなっています。
普段から、子どもと学校での出来事などを話し合う時間を作るよう心掛け、子どもたちのサインを保護者だけでなく、周囲の大人たちも見逃さないよう努めましょう。
社会では、子どものいじめだけではなく、障がい者、女性などに対する暴行・虐待や嫌がらせなどさまざまな人権問題も起きています。
《どんな理由であれ、弱い立場の人間をいじめるような行為は絶対に許さない!という雰囲気を地域全体でつくりましょう。》
参考資料:法務省人権擁護局・全国人権擁護委員連合会啓発資料、法務省ホームページより
問い合わせ:生涯活動推進課 生涯学習係
【電話】22-6510
〔広報うと 令和3年10月号〕
ヤングテレホン
子どもや保護者,地域の人が抱える心配事の相談に青少年センターの指導員が電話で対応します。
相談内容に応じて専門機関などへの紹介も行います。
内容:学習,交友関係,学校生活,いじめ,不登校,子育て,就学,進路,問題行動など
日時:月曜,水曜(祝日除く)13:00~17:00
電話(ヤングテレホン)【電話】23-1139
問合せ:生涯活動推進課 生涯学習係
【電話】22-6510
〔広報うと 令和3年6月号〕