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Job:製紙工

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製紙工

KILAT スーパーホワイトペーパー.png
2003年原本
製紙工業の作業員です。
紙を製造する工程は大別すると3つになります。
広義の製紙工はこれらの全体を含めた人をさします。
①パルプ工―――紙の主原料となるパルプをつくります。
②紙料工―――パルプに薬品や染料を混合します。
①製紙工―――狭義の製紙工で、抄紙機を操作して紙を製造します。
紙の品質基準にしたがって、原料を配合します。
原料はパルプ、薬品、染料が混合された薄い液体(水分99%)です。
最近は環境保存の視点から再生紙が評価され、古紙が原材料として利用されることもあります。
この原料を抄紙機にかけ、非常に細かな金網にのせて脱水します。
そうすると水分を多く含んだ形の紙になり、さらに脱水し、乾燥させ、鉄のロールの間をくぐらせて光沢をあたえ、ワインダーに巻き取っていきます。
製紙工の仕事はこの抄紙機を操作しながら、一部の抜きとり検査などで点検していきます。
1台の抄紙機に5~6人がつきます。
大手の製紙機械はコンピュータ導入によって数値制御(MC)化がすすんでいます。
この仕事につくのに特別の資格はいりません。
入職後、2~3年で一通りの作業は身につきます。
メーカーとは別に養成訓練機関はありませんので、すべてメーカー入職後の訓練になります。
5~6年の経験者で一人前の仕事ができるといわれるようになります。
機械は24時間稼動、4組3交代勤務なので夜勤もあります。
〔給〕は〔並〕。

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