支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ
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− | 多くの質問があります。<br>質問の答えはほとんどがこれまで不登校情報センターのサイトのどこかに書いてきたものです。<br>改めていまの時点で少しずつ答えてみましょう。<br> | + | 多くの質問があります。<br>質問の答えはほとんどがこれまで不登校情報センターのサイトのどこかに書いてきたものです。<br> |
− | 引きこもりの人への意識レベルへの働きかけで上手くいく例は、引きこもりの程度が“浅い”場合になると思います。<br>引きこもりの多くの部分、中心的な部分は意識レベル、物事を理解すれば何とかなるようなものではありません。<br>学校に行かなくてはならないと強く思いながら、体が動かないので学校に行けない子どもは少なくありません。<br>これは意識すれば、問題が解決するものではないことを示しています。<br>引きこもりも同じです。<br>外出し社会参加をしたいと思いながらも、それができないのです。<br>何よりも体が動かない、意識しても体が動かないのです。<br> | + | 改めていまの時点で少しずつ答えてみましょう。<br> |
− | 意識とか状態の理解レベルではなく、感情や情緒の問題、意欲やエネルギーのない状態に対処しなくてはなりません。<br>引きこもりのたぶん90%以上は支援者(医療や行政機関を含む)との接点を持っていないはずです。<br>残りの数少ない人が何かの条件で支援者等に関わっているのです。<br> | + | 引きこもりの人への意識レベルへの働きかけで上手くいく例は、引きこもりの程度が“浅い”場合になると思います。<br> |
+ | 引きこもりの多くの部分、中心的な部分は意識レベル、物事を理解すれば何とかなるようなものではありません。<br> | ||
+ | 学校に行かなくてはならないと強く思いながら、体が動かないので学校に行けない子どもは少なくありません。<br> | ||
+ | これは意識すれば、問題が解決するものではないことを示しています。<br> | ||
+ | 引きこもりも同じです。<br> | ||
+ | 外出し社会参加をしたいと思いながらも、それができないのです。<br> | ||
+ | 何よりも体が動かない、意識しても体が動かないのです。<br> | ||
+ | 意識とか状態の理解レベルではなく、感情や情緒の問題、意欲やエネルギーのない状態に対処しなくてはなりません。<br> | ||
+ | 引きこもりのたぶん90%以上は支援者(医療や行政機関を含む)との接点を持っていないはずです。<br> | ||
+ | 残りの数少ない人が何かの条件で支援者等に関わっているのです。<br> | ||
この貴重な人たちとの接触を通して、まだ接点のない多くの引きこもりの人との接触のしかたの手がかりを得ようとしているのが現在の支援の一面でもあります。<br> | この貴重な人たちとの接触を通して、まだ接点のない多くの引きこもりの人との接触のしかたの手がかりを得ようとしているのが現在の支援の一面でもあります。<br> | ||
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+ | (その1)[[支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ]]<br> | ||
+ | (その2)[[不登校情報センターが支援団体になった経過]]<br> | ||
+ | (その3)[[引きこもりの家族へのサポートの概略]]<br> | ||
+ | (その4)[[親の会の始まりと役割]]<br> | ||
+ | (その5)[[当事者にとっての居場所の意味と役割]]<br> | ||
+ | (その6)[[対応は先天的・後天的なことの複合した理由により異なる]]<br> | ||
+ | (その7)[[自活型の社会参加をめざす引きこもり支援策]]<br> | ||
+ | *[[(その7)関係資料]]<br> | ||
+ | (その8)[[引きこもり経験者が自活型の社会参加できる支援体制を考える]]<br> | ||
+ | (その9)[[引きこもり経験者の興味・関心と気質的・文化的な背景]]<br> | ||
+ | (その10)[[不登校・引きこもりの解決とは社会にある問題全体の解決に重なる]]<br> | ||
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[[Category: 不登校情報センターの活動の要約と自己評価|001]] | [[Category: 不登校情報センターの活動の要約と自己評価|001]] |
2014年1月26日 (日) 12:29時点における版
支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ
〔回答その1〕
多くの質問があります。
質問の答えはほとんどがこれまで不登校情報センターのサイトのどこかに書いてきたものです。
改めていまの時点で少しずつ答えてみましょう。
引きこもりの人への意識レベルへの働きかけで上手くいく例は、引きこもりの程度が“浅い”場合になると思います。
引きこもりの多くの部分、中心的な部分は意識レベル、物事を理解すれば何とかなるようなものではありません。
学校に行かなくてはならないと強く思いながら、体が動かないので学校に行けない子どもは少なくありません。
これは意識すれば、問題が解決するものではないことを示しています。
引きこもりも同じです。
外出し社会参加をしたいと思いながらも、それができないのです。
何よりも体が動かない、意識しても体が動かないのです。
意識とか状態の理解レベルではなく、感情や情緒の問題、意欲やエネルギーのない状態に対処しなくてはなりません。
引きこもりのたぶん90%以上は支援者(医療や行政機関を含む)との接点を持っていないはずです。
残りの数少ない人が何かの条件で支援者等に関わっているのです。
この貴重な人たちとの接触を通して、まだ接点のない多くの引きこもりの人との接触のしかたの手がかりを得ようとしているのが現在の支援の一面でもあります。
(その1)支援方法を接触できる引きこもり経験者から学ぶ
(その2)不登校情報センターが支援団体になった経過
(その3)引きこもりの家族へのサポートの概略
(その4)親の会の始まりと役割
(その5)当事者にとっての居場所の意味と役割
(その6)対応は先天的・後天的なことの複合した理由により異なる
(その7)自活型の社会参加をめざす引きこもり支援策
*(その7)関係資料
(その8)引きこもり経験者が自活型の社会参加できる支援体制を考える
(その9)引きこもり経験者の興味・関心と気質的・文化的な背景
(その10)不登校・引きこもりの解決とは社会にある問題全体の解決に重なる