北海道教育大学岩見沢校
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周辺ニュース
ページ名 北海道教育大学岩見沢校 北海道岩見沢市(事項百科)
きらめく若い力 大学とともにつくるまち
市内にある唯一の大学〝北海道教育大学岩見沢校〟は、どんな学生が通い、どんな活動をしているのか、皆さん知っていますか。
市は、平成16年に大学と相互協力協定を結び、教育、芸術、文化、スポーツの分野で協力し、まちづくりにおけるかけがえのないパートナーとして共に歩んできました。
今月は、地域で活躍する北海道教育大学岩見沢校の学生とその活動にスポットを当てます。
■地域で輝く教育大生
これまでの卒業生は約1万3千500人で、現在760人の学生が岩見沢で学び、さまざまな分野で活躍しています。
今回4人の学生に、日々の学びや活動に関して話を聞きました。
▼芸術・スポーツビジネス専攻 ヘルスケア・スポーツマネジメント研究室 4年
阿部(あべ)隼(はやと)さん
駅前やまちなかをはじめ岩見沢のまちを元気づけたいです
〝ねぶた祭〟が岩見沢に来てもらうきっかけの一つになれたら嬉しいです
○岩見沢校を選んだ理由と印象
もともと経営やマネジメントに興味がありました。
コロナ禍で勉強への意欲が落ち込んでいた時に、芸術・スポーツビジネス専攻があることを知り「ここなら興味のあることの勉強ができるかもしれない」と思い入学しました。
授業はとても面白く、イベント企画を考えるなど実践的なことも学べる機会が多いです。
現実的に物事を考える力が身に付いていると実感してます。
○取り組んでいること
あそびプロジェクトで、板に足を固定せずスノーボードのように滑る〝雪板(ゆきいた)〟の体験会をする予定です。
学外の活動では、岩見沢の駅前やまちなかを元気にしたいと思い、ねぶた祭の実行委員会に参加しています。
今年は実行委員長を務め、右も左も分からないながらも、他のメンバーと協力しながら進めることでやりがいを感じました。
お祭りが終わり少し落ち着きましたが、卒業後もねぶた祭や岩見沢のまちを盛り上げていくことに関わっていきたいです。
▼あそびプロジェクトvol.16
音楽・美術・スポーツの原点であるあそびがテーマの、大学と地域が一体となったプロジェクトです。
詳しくは、あそびプロジェクトホームページをご覧ください。
日時:10月12日(土)午前10時~午後4時30分
場所:北海道教育大学岩見沢校(緑が丘2)
問合せ:北海道教育大学岩見沢校広報・連携推進グループ(緑が丘2)
【電話】32-0310
▼音楽文化専攻 声楽第1研究室4年
長倉(ながくら)駿(しゅん)さん
岩見沢は他のまちと空気が違います
自然が豊かで、芸術に必要な感性や情操を育むのに適した環境ですね
○大学で学んでいること
音楽と教育の二つの分野を学んでいます。
オペラは、作品の背景や作曲者の生涯を学ぶことで人間性を高めることができます。
また教育では、人に教えるスキルを学ぶことが重要です。
両方を学ぶことで、音楽家としても人としても成長できると感じています。
○挑戦したいこと
入学してすっかりオペラに魅了されてしまい、卒業後は声楽家としての道に進みたいと考えています。
1月には〝ドン・ジョヴァンニ〟のカバーキャスト公演が控えており、演奏する機会も多くいただいています。
一方で、コンサートや演奏会に企画から携わり、オペラを身近なものにしたいと考えています。
〝もっと皆さんがオペラに親しんでもらうにはどうしたらいいのか〟が永遠の課題です。
研究室のコンサートでは曲目や演出をなじみやすいものにするなど工夫しています。
これからも皆さんに音楽の楽しさを届け、4年間学んできたことを地域に還元していきたいと思っています。
▼スポーツ文化専攻 スポーツ運動学研究室4年
仁平(にひら)美来(みく)さん
岩見沢はのどかで、まち自体が緑にあふれていて、まちの中でも自然を感じることができる印象があります
○岩見沢校を選んだ理由
カーリングを続けながら、競技に必要なスポーツに関する知識などを学びたいと考えていました。
実際に入学して、競技にプラスになるような知識はもちろん、他競技を専門とする友人と関わることで、自分の競技との違いが分かるなど、とても良い刺激になっていると感じています。
○取り組んでいること、挑戦したいこと
スポーツ運動学研究室に所属し、スポーツ運動学を学んでいます。
スポーツ運動学は数値などでは表すことができない運動の〝感覚〟に特化した学問で、私の専門競技であるカーリングに生かせると思いました。
また、授業の中で初心者に運動指導を行うなど、個人に合った指導方法なども学びました。
現在は北海道銀行カーリング部に所属し、2025年の日本選手権優勝のために練習やトレーニングに励んでいます。
カーリング競技でのオリンピック出場を目指し、常に新しいことに挑戦していきたいと考えています。
▼美術文化専攻 アートマネジメント美術研究室3年
和田(わだ)明日香(あすか)さん
岩見沢の冬は朝も夕方も空気が澄んでいて、まるで朝が2回くるみたいです
雪と建物から漏れるまちの灯りがとてもきれいでお気に入りです
○岩見沢校を選んだ理由
小・中学校、高校と進学するにつれ、美術が主要科目ではないために授業時間が減っていくことに疑問を感じていました。
そんな時に現在在籍している研究室の三橋先生の論文を読み、自分のもやもやが解決できるかもと思ったのがきっかけです。
「学校教育とは違うところで何ができるのか」を考えはじめ、美術館で行われる教育活動に興味を持ちました。
その活動を通じて、年齢問わず美術を楽しむことができ、美術の授業が苦手なこどもでも、美術館は好きと感じてもらえるような居場所をつくれたらと思います。
○個展の反響
制作メインの研究室ではないので、作品を作る機会が少ないのがもったいないと思い、i‐BOXで個展を開催しました。
想像以上に反響があり、ありがたいことに作品の販売依頼もありました。
今は自分の作品を販売して使ってもらうということに挑戦中です。
来年には〝ファフロツキーズは淡雪羹(あわゆきかん)〟という展示会を開催予定なので、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。
〔広報いわみざわ 2024年10月号〕