自閉症の僕が飛び跳ねる理由
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今年、また彼は「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」という本を角川出版から出したそうです。ご興味のある方はどうぞ。<br> | 今年、また彼は「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」という本を角川出版から出したそうです。ご興味のある方はどうぞ。<br> | ||
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2023年12月25日 (月) 12:49時点における最新版
自閉症の僕が飛び跳ねる理由
30歳の重度の自閉症スペクトラム障害の東田直樹さんが14歳の時に出版した本です。
この本が翻訳され、ベストセラーになり、世界中の自閉症の親御さんに勇気を与えたことをNHKのドキュメンタリーで扱ったのは2014年。
そしてつい最近同じくNHKの3分ドキュメンタリーという番組で扱っていたのを目にしました。(気になる方はNHKプラスで観てください)。
世界的に有名なベストセラー作家で自分の息子も同じく自閉症であるデイビット・ミッチェルとの対面を扱った番組でした。
以前も涙が止まらなかったのですが今回の3分でも同じでした。
ミッチェルさんの「親として息子にどうしてあげたらいいのか」という質問に彼は「そのままでいい」「僕のために誰も犠牲になっていないと子ども時代の僕に思わせてくれたのが僕の家族のすごいところ」と答えていたのが深く心に残りました。
問題を抱えた子を持つ親はついつい子どものことで深く悩んでしまいますね。
私自身、不登校の娘の問題を解決するために親としてどうしたらいいのかと深く悩んでしまっていた時期がありました。
しかしその姿は結果として子供を苦しめてしまっていたのではないかと今になって思うことがあるからです。
「自分に問題があり、自分は親を苦しめる悪しき存在なのかもしれない」と自分を責めていたのではないかと感じることがあるからです。
まあ、今になったら遠い昔のことでそんなこともこんなことも、いろいろなことを通り越しての今の親子関係があるのですから。
その頃の親としても初心者の自分の行為も考え方も、水に流してもらえているのではないか、水に流してくれていたら嬉しいと思ったりしています。
とにかく「当事者の声を聴く」というあたり前の言葉としてのことがどれほど大事で、どれほど難しいことなのかという事が改めて強く感じられたのでした。
今年、また彼は「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」という本を角川出版から出したそうです。ご興味のある方はどうぞ。