Job:船舶機関士
(版間での差分)
(ページの作成:「==船舶機関士== 〔2003年原本〕<br> 船舶の機関部門の管理技術長として、操機手、機関員らの機関部員を指揮し、主機関の運転...」) |
|||
1行: | 1行: | ||
==船舶機関士== | ==船舶機関士== | ||
〔2003年原本〕<br> | 〔2003年原本〕<br> | ||
− | + | 船舶の機関部門の管理技術長として、操機手、機関員らの機関部員を指揮し、主機関の運転、運航管理、電気・水・空気調節系統の保守・管理の仕事をします。<br>船舶のメカニックな部分を担当します。<br> | |
− | + | 5千t(トン)以上の外航船では、通常は4人以上の機関士がいます。機関長、1~3等機関士の職務に分かれます。<br> | |
+ | 1級(ファースト)機関士は、機関部の作業を直接に指揮、監督し、主機関を受けもちます。<br> | ||
+ | 2級(セカンド)機関士は、主発電機、タービン、厨房(ちゅうぼう)、浴室など蒸気や温水を供給するボイラー設備の運転。<br> | ||
+ | 3級(サード)機関士は、配電設備、貨物・食料品のための冷凍設備の管理などを担当します。<br> | ||
船舶の機関室の技術面が改善され、勤務体制では当直が不要なもの(M0(エムゼロ)船)も生まれています。<br> | 船舶の機関室の技術面が改善され、勤務体制では当直が不要なもの(M0(エムゼロ)船)も生まれています。<br> | ||
− | + | トラブルがなければ、計器の点検で仕事はすみますが、実力が表れるのはトラブルが発生したときの対応のしかたです。<br> | |
− | + | トラブルを未然に防ぐのが日ごろの仕事です。<br> | |
− | 〔参考〕 国土交通省 | + | 船舶機関士になるには海事従事者の1~6級海技士(機関)免許が必要です。<br> |
+ | 航海士と同様に、航路区、船の大きさ(総t(トン)数)によって必要な級数が決まります。<br> | ||
+ | また受験資格も、海員学校、水産学校、商船高等専門学校、商船大学の機関学科卒業と実務経験によって決められています。<br> | ||
+ | 国土交通省の海技大学校は再教育機関です。<br> | ||
+ | |||
+ | 〔参考〕 国土交通省<br> | ||
〒102-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 <br> | 〒102-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 <br> | ||
TEL03-5253-8111 <br> | TEL03-5253-8111 <br> | ||
http://www.mlit.go.jp/<br> | http://www.mlit.go.jp/<br> | ||
− | [[Category:交通・運輸の関連| | + | [[Category:交通・運輸の関連|021]] |
* | * |
2012年4月3日 (火) 20:07時点における版
船舶機関士
〔2003年原本〕
船舶の機関部門の管理技術長として、操機手、機関員らの機関部員を指揮し、主機関の運転、運航管理、電気・水・空気調節系統の保守・管理の仕事をします。
船舶のメカニックな部分を担当します。
5千t(トン)以上の外航船では、通常は4人以上の機関士がいます。機関長、1~3等機関士の職務に分かれます。
1級(ファースト)機関士は、機関部の作業を直接に指揮、監督し、主機関を受けもちます。
2級(セカンド)機関士は、主発電機、タービン、厨房(ちゅうぼう)、浴室など蒸気や温水を供給するボイラー設備の運転。
3級(サード)機関士は、配電設備、貨物・食料品のための冷凍設備の管理などを担当します。
船舶の機関室の技術面が改善され、勤務体制では当直が不要なもの(M0(エムゼロ)船)も生まれています。
トラブルがなければ、計器の点検で仕事はすみますが、実力が表れるのはトラブルが発生したときの対応のしかたです。
トラブルを未然に防ぐのが日ごろの仕事です。
船舶機関士になるには海事従事者の1~6級海技士(機関)免許が必要です。
航海士と同様に、航路区、船の大きさ(総t(トン)数)によって必要な級数が決まります。
また受験資格も、海員学校、水産学校、商船高等専門学校、商船大学の機関学科卒業と実務経験によって決められています。
国土交通省の海技大学校は再教育機関です。
〔参考〕 国土交通省
〒102-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
TEL03-5253-8111
http://www.mlit.go.jp/
*