山の子学園共同村
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〔広報ながわ 令和4年12月号〕<br> | 〔広報ながわ 令和4年12月号〕<br> | ||
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2023年8月1日 (火) 08:42時点における版
山の子学園共同村
種類・内容 | |
---|---|
所在地 | 〒 長野県長和町古町2803番地 長和町古町コミュニティセンター内 |
施設長 | 村田伸造 |
連絡先 |
地域共生社会の実現に向けて
2022.12月3日から9日は「障害者週間」です。
国民一人ひとりが広く障がい者福祉についての関心や理解を深めることや、障がい者が社会や経済、文化などの活動に参加する意欲を高めることを目的とした週間です。
長和町では障がいがある人もない人も支え合いながら、誰もが安心して暮らせる社会「地域共生社会」の実現を目指しています。
今月号では障害者支援施設「山の子学園共同村」が行っている就労継続支援や主な障がいの特性についてご紹介します。
■「働きたい」の気持ちを応援
▽「就労継続支援」とは
働く意思があっても一般企業などで継続して働くことが難しい人や、不安に感じる人のために「就労支援」があります。
そのうち「就労継続支援事業」とは、働きながら知識や能力を向上させる訓練を行うための事業です。
▽就労継続支援事業のA型とB型
就労継続支援は、雇用契約の有無によってさらにA型・B型に分類されます。
雇用契約のないB型事業所では、体調に合わせた労働時間の変更など臨機応変な働き方ができます。
利用者はそれぞれの特性に合わせて働いています。
■山の子学園共同村の活動について
山の子学園共同村は、今年6月に大門美し松区から移転を機に就労継続支援B型事業を開始しました。
現在の山の子学園共同村への入所者が短期入所者を含めて45名、就労継続支援を利用している利用者は町内や上田市武石地域や丸子地域から20名が通っています。
▽「生活介護」とは
障害者支援施設において、入浴や排せつ、食事等の介護の他、日中活動できる場として創作的活動又は生産活動の機会の提供を行い、身体機能や生活能力の向上のため必要な支援を行う事業です。
■主な障がいについて理解しよう
令和4年3月31日末時点の町内の障がい者手帳の所持者数は、身体障がい者357名、知的障がい者72名、精神障がい者62名、合計491名となっています。
長和町の人口の約8・4%、約12人に1人が何かしらの障がいがあります。
「障がいがある」と一口に言っても、心身機能の障がいは、その種類や程度によって様々です。
社会の中で困っていること、不便なことがそれぞれ違います。
また、障がいがあることが外見からは分からない人もいます。
誰もが共に自分らしく暮らすためにまずは障がいの特性について「知る」ことが大切です。
以下では主な心身機能の障がいを紹介します。
▽視覚に障がいのある人
全く見えない人(全盲)、見えないけれど光が感じられる人(光覚)、眼鏡などで矯正しても視力が弱い人(弱視)、見える範囲が狭い人(視野狭さく)、色の見え方が異なる人(色覚異常)など様々です。
目からの情報収集に困難があるため、音声情報や触覚情報などで伝える必要があります。
また、弱視や色覚異常の人には、文字を大きくしたり、色の対比を明確にしたりして伝えることが必要です。
▽聴覚に障がいのある人
全く聞こえない人(ろう者)、聞こえにくい人(難聴者)など、聞こえ方には個人差があります。
また、声を出して話すことが難しい人もいます。
音による情報収集が難しいため、筆談や手話、文字情報などで伝える必要があります。
▽肢体に障がいのある人
まひなどで手や足など身体のどこかが動かない、動かしにくいなど、様々な状態の人がいます。
日常生活を送るために、義肢などの補装具や車いす、杖などを使うことがあります。
▽身体の内部に障がいのある人
病気などで、心臓や腎臓、呼吸器、腸やぼうこう、肝臓、免疫機能など、身体の内部に障がいがある人がいます。
外見からは分かりにくいですが、疲れやすかったり、長時間立っているのが難しかったり、頻繁にトイレに行く必要がある人がいます。
▽知的障がいのある人
生活や学習面での知的な働きや発達がゆっくりとしていて、読み書きや計算をしたり、抽象的な概念や複雑なことを理解したり判断したりするのが苦手ですが、豊かな感性を持っています。
軽度の知的障がいからダウン症や自閉症など他の障がいも併せ持つ人まで、一人ひとりの障がいの状況が大きく異なります。
▽発達障がいのある人
自閉症などの広汎性発達障害(PDD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などがあります。
感覚が過敏、落ち着きがない、読み書きや計算が苦手など人によって障害の状況は異なります。
人とのコミュニケーションが苦手で社会生活や日常生活に支障が生じていることが多くあります。
▽精神障がいのある人
統合失調症やうつ病、てんかんなどの精神疾患のために、社会生活や日常生活がしづらくなる障がいです。
ストレスや生活環境の変化によって、誰もがかかりうる病気です。適切な治療などで大半の方は地域社会の中で生活しています。
出典:政府広報オンラインより一部抜粋
■山の子学園共同村が運営しているYAMAcafeのご紹介
山の子学園共同村の施設内にあるパン工房で作られたパンやピザ、フレントーストなどが販売されていて、食事をすることもできます。
場所:長和町古町2803番地(長和町古町コミュニティセンター内)
定休日:日・月曜日
営業時間:11時〜15時
▽YAMAcafeで一番人気メニュー
自家製生地のピザ 500円
▽山の子学園共同村
施設長 村田伸造(むらたしんぞう)さん
このたび、地域交流の場を作り出す機会を与えていただき大変感謝しています。
10月のオープン以降、たくさんの人に足を運んでいただき、地域の中で支えていただいていることを実感しています。
お友達同士のおしゃべりの場、ちょっとした打ち合わせの場、パソコン仕事をする場、お子さんが遊具で遊びながら親御さんもくつろげる場など、様々な目的で使用いただければと思います。
そして、「自然に障がいのある方達が働いている場」になればと思います。
お問い合わせ先:町民福祉課福祉係【電話】75・2046
〔広報ながわ 令和4年12月号〕