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発達障害児の親の会 クローバー

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ページ名 発達障害児の親の会 クローバー 石川県津幡町(当事者の会・自助グループ・石川県)
自分だけじゃない改革
みなさんは「自分だけ辛い思いをしている」とか「この気持ちは自分だけしか分からない」とか思ったときはありませんか。
そうそう!と思ったあなたは、そのときどうされましたか。
ある日、障害児の母親が相談に来られ「この町には、こんな障害を持った子どもで苦労している人は見たことがない」と話し、同じ悩みを持った親と話したいと続けた。
のちに発達障害児の親の会「クローバー」を津幡町に立ち上げ、初代会長に就任した方である。
またある日のこと。泣きながら相談に来られた人がいた。
職場でパワハラを受け、上司の差別行動や圧力が支配する世界から逃れてきた人だった。
その世界はノンアサーティブタイプの人々で固められ、誰も刃向かう人はいない。
上司の意向に従わない人は、アグレッシブタイプの人に攻撃される。
この方は弁護士を通し、勝訴している。
いずれも「自分だけじゃない」世界を知らない人が、ほかの方法もあるんだと気づき、立ち上がった人々である。
日本は心理的安全性の高いチームづくりをしているところはまだまだのように思える。
心理的安全性の高いチームとは、チームの中で自分の無知や無能を示すような行動や言動をしても誰にも馬鹿にされず、聴いてくれ、一緒に考えてくれ、議論し、次に向かって進めることができるチームのこと。
それぞれ考え方や視点、気づきは違う。
その違いは全ての人々が持っているもので、価値観で否定をするのではなく、あなたも私もOKなアサーティブな関係をどうつくり上げていくか。
自分だけじゃないと思えるチームは、報告や相談が誰でもためらわずにできたり、その視点にありがとうと答えられることで、生産性の高い組織に変化していく。
これは子育てにもつながるものである。
みなさんの家庭や学校、職場などはどうだろうか。
アサーティブな関係が築けるチームが増えることで自分だけじゃないと思えるチームになり、それが地域にも広がることでその人らしい暮らしができるのではないかと考える。
特に上に立つ方は、一度見直してみてほしい。
※平成17年9月発足。子育てでちょっと気になることがある方、気軽に話に来てください。
毎月の定例会日程は本紙29ページ参照。
〔広報つばた 2023年2月号〕

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