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| <tr> | | <tr> |
| <td width="150"><b>校種</b></td> | | <td width="150"><b>校種</b></td> |
− | <td width="600">公立夜間中学校</td> | + | <td width="300">公立夜間中学校</td> |
− | </tr>
| + | |
− | <tr>
| + | |
− | <th colspan="2">朝倉夜間中学校(1998年4月20日開設)</th>
| + | |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
| <td width="150"><b>会場</b></td> | | <td width="150"><b>会場</b></td> |
− | <td width="400">朝倉第二小学校体育館北側</td> | + | <td width="300">朝倉第二小学校体育館北側</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
| <td width="150"><b>代表者</b></td> | | <td width="150"><b>代表者</b></td> |
− | <td width="400">嶋清三・山下實(TEL&FAX:088-840-2296)</td> | + | <td width="300">嶋清三・山下實(TEL&FAX:088-840-2296)</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
| <td width="150"><b>連絡先</b></td> | | <td width="150"><b>連絡先</b></td> |
− | <td width="400">〒780-8082 高知市若草南町23-56</td> | + | <td width="300">〒780-8082 高知市若草南町23-56</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
| <td width="150"><b>校種</b></td> | | <td width="150"><b>校種</b></td> |
− | <td width="600">自主夜間中学校</td> | + | <td width="300">自主夜間中学校</td> |
| </tr> | | </tr> |
| </table> | | </table> |
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− | '''不登校児童らの居場所守る男性 小学生から高齢者までが学ぶ「公設民営」の夜間中学'''【高知発】<br>
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− | 高知市には、夕方になると小学生から高齢者まで集まる、一風変わった「夜間中学」がある。<br>
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− | 不登校や学習障害などを抱える“生徒”たちと、その居場所を守る代表の男性を取材した。<br>
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− | 【画像】常に子供たちを気にかけている山下實代表<br>
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− | 高知市・朝倉第二小学校の校庭の一角にある平屋の建物は、民間が運営する「朝倉夜間中学」だ。<br>
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− | 夕方になると、子供たちが集まってくる。<br>
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− | 運営するのは、山下實さん(66)だ。<br>
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− | 盲学校を卒業後、鍼灸師として働きながら、この夜間中学を設立。<br>
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− | 23年間、“生徒”たちの面倒をみている。<br>
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− | 山下實さん:<br>
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− | 表情がいいでしょ。子供たちの表情がね。これら一期生の子ら<br>
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− | 朝倉夜間中学は、山下さんたちが高知市に働きかけ、朝倉第二小学校の施設の一部を利用する形で開設された。<br>
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− | 運営費用は、市からの補助で賄っているが、山下さんは、無報酬で代表を務めている。<br>
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− | 自治体が開設し、民間のボランティアが運営する「公設民営」の夜間中学は、全国でもほとんど例がない。<br>
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− | 「夜間中学」と名はつくものの、通っている約30人のうち、半分が小学生だ。<br>
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− | 中には高齢者の姿もあり、学びたいという気持ちがあれば、誰でも通うことができる。<br>
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− | '''不登校の児童の「居場所」をつくる'''<br>
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− | 山下實さん:よう来たねえ。こっちおいで<br>
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− | すずちゃんの母親:じっちゃん(山下さん)に言うことは? 今日の言うこと<br>
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− | 山下實さん:通知表もろうてきた? ねえねえ、座って座って<br>
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− | 小学4年生のすずちゃん(仮名)。<br>
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− | 小学校に上がる前から、時々ここに通っていたが、学校で人と関わるのが難しく、コロナ禍で学校が休校になってしまったこともあり、この1年ほどは不登校に。<br>
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− | たまに登校できても、保健室までが精いっぱいだ。<br>
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− | 山下さんが話しかけるが、言葉が出ず、表情もこわばったままだった。<br>
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− | 山下實さん:1週間どうしよったが? おうちにおったが?<br>
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− | すずちゃん:ん~<br>
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− | 山下實さん:迎えにも行くんですよ、時々、朝。行こうやと言って。<br>
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− | 結局、家庭へ行かんと、子供の環境ってのは見えてこないから。<br>
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− | 行ったら、やはり親子の関係とか、きょうだいの関係とかいうのがわかってくる。<br>
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− | できる範囲でやるようにはしてますけどね<br>
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− | 不登校の児童・生徒が朝倉夜間中学に来ると、その日は登校扱いになる。<br>
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− | これまでに卒業したのは300人ほど。子供たちが抱えている問題は様々だ。<br>
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− | すずちゃんの姉(高校生):窓ふきをしてます。妹と分担しながら。もうちょっと身長が欲しい<br>
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− | 少しでもすずちゃんに家の外へ出てもらおうと、山下さんが考えたのは、掃除のアルバイトだ。<br>
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− | きちんとできると、お小遣いが出る。<br>
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− | こうして子供たちに役割を与えることで、「居場所」をつくっている。<br>
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− | '''「同じ境遇の子をほうっておけない」'''<br>
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− | 常に子供たちを気にかける山下さん。その原動力は、子供時代にあった。<br>
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− | 山下さんは、生まれつき視力が弱く、右目がようやく見える程度で、左目はほとんど見えない。<br>
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− | 盲学校に通っていたころ、理不尽な扱いも受けたという。<br>
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− | 山下實さん:僕も子供のころに、周りのもんに裏切られたり、からかわれて学校によう行かんなったり、犯人扱いされたりしたことあるから、ほうっておけんのよね、同じ境遇の子を。<br>
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− | 山下實さん:(すずちゃんが)だんだん、だんだん明るくなってきよるというか、表情が良くなってきたね。<br>
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− | 以前は、ほんとに暗い感じの子やったけど、今は表情明るいですもんね。<br>
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− | 山下實さん:そんなに慌てることはない。じっくり、じっくり。<br>
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− | あの子のペースで変えてあげたらいいんやけど。<br>
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− | すずちゃんはこの春、5年生になった。しかし、不登校の状態は続いている。<br>
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− | 慌てなくていい。ゆっくり、その子のペースで。<br>
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− | 山下さんのまなざしの先に、一歩踏み出そうとしている女の子の姿があった。<br>
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− | (高知さんさんテレビ)<br>
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− | 〔2021年5/29(土) FNNプライムオンライン〕 <br>
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