西郷義務教育学校
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2021年4月18日 (日) 15:32時点における版
西郷義務教育学校
所在地 | 宮崎県美郷町 |
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TEL | |
FAX |
県内初!美郷町の義務教育学校で始業式・宮崎県
宮崎県内では初めてとなる学校が開校しました。
美郷町に「義務教育学校」2校が開校し、8日、それぞれの学校で始業式が行われました。
美郷町に開校したのは、「西郷義務教育学校」と「美郷北義務教育学校」の2校です。
このうち、「西郷義務教育学校」の始業式には、1年生を除く、幼稚園児から9年生までおよそ100人が出席。
学校のシンボルとなる真新しい校旗が川越政紀校長らに授与されました。
(9年・小田夢空さん)「幼稚園生から9年生までで多くなったりして交流も広がると思うので楽しみです」
(6年・矢口奈々さん)「ちょっと緊張もあるんですが、新しい校舎や新しい先生と一緒に過ごせるので楽しみです」
県内では、初めてとなる義務教育学校の開校について、川越校長は…。
(西郷義務教育学校・川越政紀 校長)「これまで小学校中学校あるいは小中一貫校ではなかなか難しかった連続性のある学びの中で子供たちが自分たちの力で自分たちの学校を作っていくと、そういった学校にしていきたいなと言うふうに思っています」
新しい学校でのスタートに、子供たちは、胸を膨らませていました。
義務教育学校って?
県内では、初めてとなる「義務教育学校」の始動となりましたが、そもそも「義務教育学校」ってあんまり聞きなじみがないですよね…。
「小中一貫校」と「義務教育学校」は、どちらも小学校と中学校の「区切り」を減らして、義務教育期間である、9年間の学習をトータルで考えられるように創設された仕組みです。
この2つの大きな違いと言うと、「小中一貫校」は、小学校、中学校にそれぞれ校長や教職員組織がたてられているのに対し、「義務教育学校」は、小学校、中学校通して、1人の校長、1つの組織となっていることで、義務教育の学年制をいわゆる「6・3」でとらえるのではなく、9年間をトータルして、教育していこうという考え方なんです。
義務教育学校のメリットは9年間という長いスパンで、学習の効率化や先を見据えた取り組みができることがあります。
そして、一般的に、小学校から中学校になると、通学距離や制服が変わったり、友達の顔ぶれ、授業の進め方などが大きく変わることが多々ありますよね。
こうした変化で、新しく中学校1年生になった生徒が、つまづきを感じてしまい、成績の低下や、不登校の要因になる「中1ギャップ」を防ぐことにも期待されています。
学習の効率化だけではなくて、今、子供の数自体が減ってきていますから、今後、学校の統廃合の意味も含めて、こうした教育の在り方、広がっていくかもしれませんね。
〔2021年4/8(木) MRT宮崎放送〕