自傷行為
(版間での差分)
5行: | 5行: | ||
[[カウンセリングルーム泉]] (神奈川県横浜市青葉区)<br> | [[カウンセリングルーム泉]] (神奈川県横浜市青葉区)<br> | ||
[[のぞえ総合心療病院]] (福岡県久留米市)<br> | [[のぞえ総合心療病院]] (福岡県久留米市)<br> | ||
+ | |||
+ | ===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]=== | ||
+ | ページ名[[自傷行為]]、(健康のニュース、死亡関係) <br> | ||
+ | '''「死にたい」言える関係を 自傷行為の背景聞いて 国立精神・神経医療研究センター精神科医が講演''' <br> | ||
+ | 子どもの自傷行為に詳しい精神科医が8日、児童福祉施設や支援機関の職員研修で講演した。<br> | ||
+ | 参加した約80人を前に、自ら調査したデータなどを示しながら「自傷を禁じず、安心して『死にたい』と言える関係性を築いて」と呼び掛けた。<br> | ||
+ | 講演したのは自傷行為に関する著書がある国立精神・神経医療研究センター(東京都)の精神科医・松本俊彦さん。<br> | ||
+ | 松本さんの調査では10代の約1割にリストカットの経験があり、うち6割は自傷行為をする理由として「怒りや不安を軽減し、安堵(あんど)感や開放感を得るため」を挙げた。<br> | ||
+ | 松本さんは「つらい気持ちを抑えようと自傷行為に及んでいる」とし、「説教や叱責(しっせき)は根本的問題解決ではない」と理解を求めた。<br> | ||
+ | 自傷行為が自殺に発展するリスクの高さも指摘。「自傷をやめさせるためではなく、自殺リスクを下げるために支援が必要」と語り、「背景にある困り事を聞いて苦痛を和らげる可能性を探って」と呼び掛けた。<br> | ||
+ | また、援助する側が心掛けることとして「共に支援する仲間をつくる。<br> | ||
+ | 必要に応じて地域保健福祉や行政機関を巻き込むなど、自分自身が援助を求める力をつける」などを挙げた。<br> | ||
+ | 不登校を経験した生徒などを受け入れる九州国際高等学園(佐賀市)に務める福富功祐さん(32)は「継続的に子どもを支援するには、関係機関と連携してフォローし合う必要がある」と話していた。<br> | ||
+ | 〔2019年10/11(金) 佐賀新聞〕 <br> | ||
[[Category:対象者の症状・状態・訴え|じしょうこうい]] | [[Category:対象者の症状・状態・訴え|じしょうこうい]] | ||
[[Category:自傷|じしょうこうい]] | [[Category:自傷|じしょうこうい]] |
2019年11月6日 (水) 13:06時点における版
自傷行為
カウンセリングルーム泉 (神奈川県横浜市青葉区)
のぞえ総合心療病院 (福岡県久留米市)
周辺ニュース
ページ名自傷行為、(健康のニュース、死亡関係)
「死にたい」言える関係を 自傷行為の背景聞いて 国立精神・神経医療研究センター精神科医が講演
子どもの自傷行為に詳しい精神科医が8日、児童福祉施設や支援機関の職員研修で講演した。
参加した約80人を前に、自ら調査したデータなどを示しながら「自傷を禁じず、安心して『死にたい』と言える関係性を築いて」と呼び掛けた。
講演したのは自傷行為に関する著書がある国立精神・神経医療研究センター(東京都)の精神科医・松本俊彦さん。
松本さんの調査では10代の約1割にリストカットの経験があり、うち6割は自傷行為をする理由として「怒りや不安を軽減し、安堵(あんど)感や開放感を得るため」を挙げた。
松本さんは「つらい気持ちを抑えようと自傷行為に及んでいる」とし、「説教や叱責(しっせき)は根本的問題解決ではない」と理解を求めた。
自傷行為が自殺に発展するリスクの高さも指摘。「自傷をやめさせるためではなく、自殺リスクを下げるために支援が必要」と語り、「背景にある困り事を聞いて苦痛を和らげる可能性を探って」と呼び掛けた。
また、援助する側が心掛けることとして「共に支援する仲間をつくる。
必要に応じて地域保健福祉や行政機関を巻き込むなど、自分自身が援助を求める力をつける」などを挙げた。
不登校を経験した生徒などを受け入れる九州国際高等学園(佐賀市)に務める福富功祐さん(32)は「継続的に子どもを支援するには、関係機関と連携してフォローし合う必要がある」と話していた。
〔2019年10/11(金) 佐賀新聞〕