YSCグローバル・スクール
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2018年2月9日 (金) 17:28時点における版
YSCグローバル・スクール
所在地 | 東京都福生市 |
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TEL | |
FAX |
日本に住む外国ルーツの子ども、ICTで日本語教育
福生「YSCグローバル・スクール」のスクール。
10か国以上の国にルーツを持つ子ども・若者が共に学ぶ
2017年6月末の調査によると、日本に在留する外国人の数は240万人を突破。
日本に住みながら、日本以外の国にルーツを持つ子どもは日本国内に183万人いるといわれています。
さらにこのうちの1万人の子どもは、家庭での会話が日本語でなかったり、幼少期を海外で過ごしていたりしたため日本語が分からないまま、支援もなく苦境に立たされているといいます。
ICTを使って、日本語を学ぶ機会のない子どもたちに「日本語教育」を届けたい――。
日本語のオンラインスクールを運営するNPOを紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)
「YSCグローバル・スクール」の田中宝紀さん
外国にルーツを持つ子どもたちに日本語授業を提供
東京・福生市を拠点に活動するNPO法人青少年自立援助センター・定住外国人子弟支援事業部。
外国にルーツを持つ子どもと若者の日本での暮らしを支えたいと、日本語教育や学習支援を行う「YSCグローバル・スクール」を運営しています。
事業を取り仕切るのは、田中宝紀(たなか・いき)さん(38)。
自身も高校生の頃にフィリピンへの留学経験があり、言葉の壁を感じる中でもたくさんの人が気にかけてくれ、孤独を感じずに済んだことが活動の原点だと語ります。
「NICOプロジェクト」の仕組み
その「YSCグローバル・スクール」が取り組んでいるのが、外国にルーツを持つ子どもたちに、オンラインによる日本語教育を提供する「NICO(ニコ) にほんご×こどもプロジェクト(NICOプロジェクト)」。
受講生の年齢は幅広く、通所支援を含め6歳から30代まで、これまで26カ国・500人以上の若者をサポートしてきました。
東京都福生市にあるスクールで学ぶ生徒たちには、遠方からオンラインで参加する子どもの姿が。
同じ境遇に置かれた「仲間」として、交流を深める
基礎語力、中途退学や不登校の予防にも
言葉の壁は、学校生活で大きなネックになります。日本語が分からない子どもたちが授業についていけないのはおろか、周囲の人たちとのコミュニケーションもとれない状況は、子どもの中途退学や不登校の原因にもなりかねません。
「日本語を理解できるようになると、学校生活が楽しめるようになり、本人の負担が減る。また同時に、学校側の負担も減らすことができる」と田中さん。
「NICOプロジェクト」の授業では、短期集中的に日本語の基礎力をぐっとレベルアップさせるようなカリキュラムを用意しています。
〔2017/12/11(月) オルタナ〕