Job:料理学校教員

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料理学校教員

〔2003年原本〕
主に家庭料理の実技指導をする講師です。
生徒は主に主婦が中心で、学生や主婦候補の若い女性が加わります。
教える内容は、栄養士や調理師を養成するものではなく、「できるもの」中心で、しかもレパートリーが広いことが大切です。
生徒が楽しめる雰囲気が必要で、生徒の目の前で作り方を実演し、井戸端会議的な雑談をとおして、生徒に実技指導をしていきます。
日本料理は、素材がそれぞれ独立して、それぞれの味が生きていること、鮮度が決めて。フランス料理は立体的構成で、料理が混じり合い、相乗効果を求めていること。
中華料理は伝統の深さが違うこと、味の強さと食べ物一つひとつの個性が出ること。これらの違いがあります。
しかし料理の奥深さを追求するあまり、狭く専門的すぎないことです。
料理学校教員になるには、公的な資格は必要ありません。料理好き、料理上手であることが適性でしょう。
実際に料理経験を重ねていないとつとまりません。
レストランで調理師をやっている人や料理研究家から教員になっている人もいます。
ほかに栄養学校や調理学校、家政学校の料理科の助手、食品メーカー開設のクッキングスクールの教員助手などから教員になる人もいます。
栄養士、調理師の資格者も少なくありません。
料理学校勤務のばあい、〔給〕は〔並〕。ただし助手的な期間は〔低〕です。
個人で会場を借り、自宅で料理教室を開くばあいは、独立自営です。
生徒１人当たり週１回で月５千円程度から、地域差・個人差が大です。