Job:養蜂業者

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養蜂業者

〔2003年原本〕
ミツバチを飼い、蜜源（草花）から蜜を採取し、製品化して販売する仕事です。
蜜源を求めて、トラックに巣箱を積み、北海道から九州まで、季節にあわせて常に移動します。
一か所に滞在するのは1週間程度。花と蜜を求めての旅で、楽ではありません。
河川敷や田圃など草花のある場所が急減し、やりにくい仕事になっています。
その一方で東京のような大都市の内部にも広い公園地域で蜜源となるところもあります。
ミツバチの飛行距離は3～4㎞程度で、巣箱の置ける適当な場所があれば、大都市でも採取できます。
“生産者”のミツバチは生き物で、日の出とともに活動を始めます。
その活動にあわせて、朝早くから夜遅くまでつづく仕事です。
しかし自然が相手の仕事ですから、そのたのしみもあります。
移動は普通は夜間に行います。
日中の移動は直射日光のためミツバチに被害を与えることがあるからです。
巣箱に水をかけて温度を調節し、ミツバチの状態を常に見ておくことが必要です。
移動が多いので家業型のばあいは子どもの教育など、企業型でも家族と離れた生活が大変です。