抜け出るのに大きく作用したもの
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2011年7月15日 (金) 15:31時点における版
目次 |
Q.2 不登校・引きこもりから抜け出るのに最も大きく作用したもの
A.2 主に10代前半に不登校体験
- 自分がこうありたいと思う意志。 (9~15歳不登校、23歳男)
- 進学。私の場合は高校進学です。 (12~15歳不登校、24歳女)
- 仲間の援助(16~19歳)、医師のサポート(19~22歳)(21~23歳に高校再入学)、友人の援助(高校入学期、大学入学期)。 (13~16歳不登校、24歳男)
- いろいろあったので、これだ!と言えないのですが、大きかったのが人とふれあう機会ができて、それに伴って自分のことも徐々に分ってきたことでしょうか。たぶん多くの人が自分自身の中にある辛さや苦しみに向き合って、いろいろなきっかけをつかみながら落ち着きを取り戻していくのではないでしょうか。 (12~15歳不登校、22歳女)
- 中学卒業・高校進学、担任の先生からのさそいかけ、人との出会い。 (12~15歳不登校、17歳女)
A.2 主に10代後半に不登校体験
- 人との出会い。居場所の発見。 (16~20歳心が引きこもり状態、男性)
- 自分にとっては、ファミコンやアニメなどのサブカルチャーの影響が大きかったと思います。その中で描かれている物語は、自分に人間関係に対する憧れと、その大切さを教えてくれ、社会に出ていくモチベーションを与えてくれました。 (16~17歳不登校、34歳男)
- 精神病院通院。 (17~19歳引きこもり、31歳男)
- このまま死んでいくのは嫌だという焦り。 (18~19歳引きこもり、30歳男)
A.2 主に20代前半に引きこもり体験
- 「このままで、いいわけない!」という、自分の強い意志!! (19~23歳引きこもり、32歳女)
-
- 人との出会い(自助グループ)。外へ出ることからするさまざまな経験(図書館、スーパー、コンビニ、本屋、コンサート、映画など)。
- 小さな経験の積み重ね、人との出会い(自助グループ、ボランティア、短期バイト)→自信の獲得。 (20~22歳引きこもり、29歳男)
- 引きこもりの自助会に参加したこと。 (23~26歳引きこもり、27歳男)
A.2 20代全体を通して引きこもり
- 実家を出ていたのでどうしても生活を維持するするために必要に迫られて。しかし、実家にはどうしても戻りたくなかった(よけいに居心地がわるいから)。 (23~31歳に3回引きこもりあり、33歳男)
- 当事者との出会い。(具体的に)“ちゃんと”支援してくれる人との出会い。歯医者や病院等「どうしても避けられないこと」、タイミングなど。 (20歳~引きこもり気味、33歳女)
- 不登校情報センターのような、他人と関われる場所。同じ境遇の人との接触を持つこと。 (24歳~現在引きこもり、33歳女)
- 直球「決め手」となった物事はとくに浮かびません。しかし、在住地域の「家族の会」が開いて下さっていた「本人の会」に参加できたことは、影響していると思います。また、親の定年が近づいてきたことも作用していると思います。 (21~30歳引きこもり、31歳男)
- 転地療法。自分の状態を理解してくれる赤の他人との出会い。 (25~29歳引きこもり、30歳男)
- 実際の心理学的ワークを使って、自分自身や家族と和解することができていったこと。和解が進んでいった。 (29~31歳引きこもり、37歳女)
- 良い人との出会い。 (18歳~引きこもり、35歳男)
- 今も抜け出せていません。 (19~30歳引きこもり、31歳女)
A.2 時期不定、長期の引きこもり
- 「逆引きこもり」では、「親よりも強くなった」ことでした。「デジタル引きこもり」では、「インターネットにかかわる際の安全保持について深く考える」ことですが、今、さらに考えているところです。 (10~35歳逆引きこもり、35歳トランスジェンダー)
- 不登校の会等、親・親戚の理解、自己の性格(ひとりが苦痛)。 (14歳~不登校・引きこもり、33歳男)
- 友人との共感、図書からの情報、デイケアの先生・スタッフ・仲間との交流。 (13歳~不登校・引きこもり、37歳女)
- いろいろな本を読み、文化・芸術にふれること。同じ悩みをもつ人との出会い。自分の思いを文章につづってみること。自分をよく見つめて自分の好きなことを思いきってやってみること。 (判別不能、40歳男)
- 自分と向き合う時間が自己理解を深める可能性を内在している。身近な周り(相談者・友人)の支えが、受容・共感をもたらす。これらがありのままの自分を認めることにつながった。 (31歳女)
-
- 大学3年生の時、子ども時代から背負ってきている要因と、私自身の「自己喪失」「自信の喪失」、そして恋愛問題から一気に「家出」となり、そのままひとり四国(八十八ヶ所)を目指した。これが「転機」であった。
- ある日突然「マグマの大噴出」というか「火山の大爆発」のような内からの突き上げがあり、(家出同然に)旅支度を整えて、一人旅に出た。今考えても、あの大爆発が起きなければ、家の中でどうなっていたかゾッとする。 (50代女)
A.2 母親からみたこと
- 友達や上級生、先生がとてもやさしくて、一緒に遊んだりするのが楽しかったから。 (保育園登園拒否、10歳男)
- 「どんなことがあってもお母さんが助けてあげる、守ってあげるから心配しないで」と声をかけていたのが心強かった、と本人が振り返った時に言っていました。 (10歳不登校、21歳女)
- 高校入学が決まったこと。(現在通信制高校に通いながらファーストフード店でバイトしている) (10~15歳不登校、16歳男)
- 家族や周囲が本人をありのまま受け入れたこと。好きなことを見つけ、少しずつ自信がでてきたこと。 (10~16歳不登校、25歳男)
- 不登校になっても勉強だけはちゃんとしておいた方が良いと思います。 (11~14歳不登校、15歳女)
- 同じような状況の友人たちとの出会いや先生などの大人との交流で、自分のやりたいことを見つけていたことだと思います。 (12~14歳不登校、20歳女)
- 親身になって考えてくれる高校に出会えて・・・。先生方には、いろいろお世話になり、欠席日数も多かったのですが、だんだん明るくなり、無事に卒業することができて嬉しかったです。 (12~15歳不登校、23歳女)
- 新しい学校へ移ってからの学校の先生の努力。 (13~14歳不登校、17歳男)
- 高校には行って、卒業したという本人の希望が強かった。 (14~15歳不登校、25歳男)
- 親が「親の会」等に出かけて、苦しい思いをしているのは、自分の家だけではないと知り、また、情報交換等で気が楽になったこと。(親としての思い・変化) 同じような境遇の人と文通していた。車の免許を取って、自由に行動できるようになった。(本人)(15~17歳不登校、28歳女)
- いい先生、友達に出逢えた。 (15~18歳不登校、31歳女)
- 病院へ行って先生に相談し、薬をもらって3か月飲み、その後本人の希望でやめました。 (15~25歳引きこもり、30歳男)
- 友人とのおしゃべり。家族の働きかけ。 (高1のとき2か月不登校、18歳男)
- 信頼できる友人ができたこと(?) (16~22歳、断続的に引きこもり、29歳男)
〔データ・不登校・引きこもりをこえて 目次〕
Q1 不登校・引きこもりの期間つらかったこと
Q2 抜け出るのに大きく作用したもの(ページトップへ)
Q3 現在の自分の状態
Q4 不登校をこえる・自由意見