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倉吉こども食堂テラハウス

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(倉吉こども食堂テラハウス)
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〔◆平成28(2016)年11月10日 朝日新聞 大阪地方版朝刊〕<br>
 
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2017年6月14日 (水) 12:17時点における版

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倉吉こども食堂テラハウス

所在地 〒682-0887 鳥取県倉吉市明治町1030-13
TEL 080-5614-3131(山本)
FAX

□倉吉
倉吉市明治町にある日替わりオーナーの食堂で月1回開設される「倉吉こども食堂テラハウス」。
市内の主婦、山本とも子さん(60)が今春、立ち上げた。
自身も母子家庭で育った経験から「おいしくて栄養いっぱいの手料理を食べてほしい」と願う。
バイキング形式を採り入れ、自ら調理して提供する料理はカレーライスやお好み焼きなど毎回約20種類。
高校生までなら200円以内で食べられる。
ただ、貧困対策と強調すると、かえって来づらくなるとも考え、大人も利用可にしている。
幅広い世代の居場所作りに重点を置き、2階は子どもたちが宿題などをするのに利用できる学習スペースにしている。
倉吉市では今夏までにテラハウスを含め三つの子ども食堂が開設された。
いずれも民間が運営することもあり、互いのアイデアを共有し、行政と連携しようと「倉吉こども食堂連絡会」(仮称)を立ち上げた。
そのための会合が9月下旬に倉吉福祉センター(同市福吉町)であり、市と市社会福祉協議会の担当者、来月に開設予定の食堂を含め四つの子ども食堂の代表者らが集まった。
今後の活動として、「市内の遊休農地で、子ども食堂が共有できる畑をつくりたい」といった意見が出た。
市社会福祉協議会事務局長の塚根智子さん(61)は「子ども食堂が必要とされている背景をどうするかが大切」と強調する。
子ども食堂増加の背景には家庭の経済状況の悪化や地域のつながりが薄くなったことがあると指摘。
子ども食堂が一定の役割を果たすことができると期待している。
□継続へ県が支援の動き
子どもたちの居場所作りに子ども食堂が果たす役割は大きいとして、県が支援の枠組み作りに動き出している。
来年前半には県内の子ども食堂の連携組織を関係者らと立ち上げる。
県福祉保健課によると、少なくとも鳥取、米子、倉吉、境港の4市で子ども食堂がある。
いずれも子育て支援につながっていると評価。
今後立ち上げる連携組織では、子ども食堂間で調味料や食材を融通し合ったり、県が運営を支援したりすることを想定している。
民間主導の自発的な取り組みなので、継続できるかが課題という。
同課くらし応援対策室の山下かおり係長は「長く活動を続けてもらうことが、子どもたちが安心できる居場所づくりにつながる」と話している。
〔◆平成28(2016)年11月10日 朝日新聞 大阪地方版朝刊〕

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