ヒアルロン酸
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+ | 加齢や外的刺激などで体内のヒアルロン酸の量が減ると、乾燥肌などのトラブルになるため、多くの化粧品や洗顔料などに保湿成分として配合されている。<br> | ||
+ | このヒアルロン酸には保湿以外にも、紫外線による炎症や色素沈着を抑える効果があることが発見された。<br> | ||
+ | ロート製薬<4527>内の、肌再生や機能性素材の探求をテーマとした研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」は、ヒアルロン酸の更なる有用性・機能性を追求するために、紫外線による肌ダメージに着目して今回の研究を行なった。<br> | ||
+ | 実験によって、ヒアルロン酸が紫外線によって発生する炎症因子「プロスタグランジンE2」と「インターロイキン1a」の生成を抑える作用があることがわかった。<br> | ||
+ | 紫外線を照射した表皮角化細胞の「プロスタグランジンE2」と「インターロイキン1a」の量を測定。<br> | ||
+ | 「プロスタグランジンE2」の生成量はヒアルロン酸を添加した場合、添加していないときと比較すると1/2以上生成量が抑制。<br> | ||
+ | 「インターロイキン1a」は1/3程度生成を抑制しているという実験結果が出た。<br> | ||
+ | これらの物質は肌の炎症を引き起こすだけでなく、メラノサイトに働きかけて日焼けの原因となるメラニン色素の生成を活性化させる作用もあると考えられており、日焼けを防止する効果も期待できるという。<br> | ||
+ | 同社は今後、今回の研究結果を製品開発に応用していくという。<br> | ||
+ | これまでも保湿成分としてスキンケアで注目されてきたヒアルロン酸。<br> | ||
+ | 日焼け後の辛いピリピリとした痛みや、シミなどの肌トラブルを防ぐ成分としても期待できるという今回の研究結果。<br> | ||
+ | 多くの肌の悩みを解消する有効成分として、今後ますますヒアルロン酸が注目されそうだ。<br> | ||
+ | 〔財経新聞(編集担当:久保田雄城) 2017年4月2日〕 <br> | ||
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2017年5月24日 (水) 13:31時点における版
周辺ニュース
ページ名ヒアルロン酸、、(健康のニュース)
ヒアルロン酸、紫外線の炎症にも効果があることが発見
保湿効果が高く、多くの化粧品やスキンケア商品に配合されているヒアルロン酸。
今回新たに紫外線による炎症因子の生成を抑える働きがあることがわかった。
日焼けによる炎症や色素沈着を抑制する効果が期待できる。[写真拡大]
保湿効果が高いと言われているヒアルロン酸。
もともと人体の中にも含まれている成分で、1グラムあたり6リットルもの水を保持する力があるという。
加齢や外的刺激などで体内のヒアルロン酸の量が減ると、乾燥肌などのトラブルになるため、多くの化粧品や洗顔料などに保湿成分として配合されている。
このヒアルロン酸には保湿以外にも、紫外線による炎症や色素沈着を抑える効果があることが発見された。
ロート製薬<4527>内の、肌再生や機能性素材の探求をテーマとした研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」は、ヒアルロン酸の更なる有用性・機能性を追求するために、紫外線による肌ダメージに着目して今回の研究を行なった。
実験によって、ヒアルロン酸が紫外線によって発生する炎症因子「プロスタグランジンE2」と「インターロイキン1a」の生成を抑える作用があることがわかった。
紫外線を照射した表皮角化細胞の「プロスタグランジンE2」と「インターロイキン1a」の量を測定。
「プロスタグランジンE2」の生成量はヒアルロン酸を添加した場合、添加していないときと比較すると1/2以上生成量が抑制。
「インターロイキン1a」は1/3程度生成を抑制しているという実験結果が出た。
これらの物質は肌の炎症を引き起こすだけでなく、メラノサイトに働きかけて日焼けの原因となるメラニン色素の生成を活性化させる作用もあると考えられており、日焼けを防止する効果も期待できるという。
同社は今後、今回の研究結果を製品開発に応用していくという。
これまでも保湿成分としてスキンケアで注目されてきたヒアルロン酸。
日焼け後の辛いピリピリとした痛みや、シミなどの肌トラブルを防ぐ成分としても期待できるという今回の研究結果。
多くの肌の悩みを解消する有効成分として、今後ますますヒアルロン酸が注目されそうだ。
〔財経新聞(編集担当:久保田雄城) 2017年4月2日〕
周辺ニュース
酒に弱いと骨粗鬆症から大腿骨骨折に至るリスクが高まる
2017年4月1日 慶應義塾大学医学部の研究によると、酒を飲んだときに赤くなりやすい体質(遺伝的性質)の持ち主は、そうでない人間に比べて、骨粗鬆症による大腿骨骨折を起こしやすいことが明らかになったという。
その差、2.48倍。
アルコールに弱い体質、というのは、基本的には遺伝で、つまり生まれながらに決定される。
アルコールは体内に摂取されるとアセトアルデヒドに変換されるが、このアセトアルデヒドの分解に必要なALDH2という酵素タンパク質が遺伝的に弱いか、活性を欠いていると、酒を飲んだ時に顔が赤くなりやすい体質になる。
日本人をはじめ、東アジアの人種にはこの体質の持ち主が多いことが知られている。
骨粗鬆症とは、カルシウムの不足などの原因によって、骨がもろくなる疾患である。
女性、特に高齢の女性に多く見られることでも知られる。
骨粗鬆症がもたらすデメリットは様々あるが、中でも特に深刻な問題とされているのが、大腿骨の骨折だ。
単に治るのに時間がかかるという問題のみならず、寝たきり生活になってしまうリスクなど、QOL(クオリティオブライフ)に対して与える影響が極めて大きい。
さて、骨粗鬆症の原因はカルシウムの不足だけではない、というのが今回の研究である。
アセトアルデヒドも、その元凶の一つとなるらしい。
アセトアルデヒドは、骨芽細胞の機能を阻害する作用を持っていることが、今回の研究の中で実験的に示されている。
なお、これは「飲酒をするかどうか」とは必ずしも関係はない。
アセトアルデヒドはアルコールの代謝物としてよく知られているが、自動車の排ガスなどによって大気中にも含まれており、完全に回避することは不可能であるからだ。
通常の体質の人間ならアセトアルデヒドは代謝されてしまうが、アセトアルデヒドを分解できない体質の持ち主は、その蓄積によって体内で骨芽細胞の発生が阻害され、骨粗鬆症を引き起こすというのが今回の研究の主眼である。
ただし、「酒に弱い体質かどうか」というのは比較的容易に知ることができる上、ビタミンEの摂取によってこの骨粗鬆症のリスクは低減することができることも明らかになっている。
なお、研究の詳細は、学際的総合ジャーナルScientific Reports誌に掲載された。
〔財経新聞(藤沢文太) 2017年3月〕