ポウロニアン・ハウス
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'''若者の自立を支援 児童養護施設退所者らに 盛岡市内に一時的住まい ポウロニアン・ハウス'''<br> | '''若者の自立を支援 児童養護施設退所者らに 盛岡市内に一時的住まい ポウロニアン・ハウス'''<br> | ||
こどものための柴基金が整備 地元NPOなど6団体 チーム!わかくら運営企画<br> | こどものための柴基金が整備 地元NPOなど6団体 チーム!わかくら運営企画<br> | ||
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地域の人との交流機会なども提供していく。<br> | 地域の人との交流機会なども提供していく。<br> | ||
同ハウスの管理・運営主体は、盛岡市の一般社団法人アースメイト(吉田光晴代表理事)。<br> | 同ハウスの管理・運営主体は、盛岡市の一般社団法人アースメイト(吉田光晴代表理事)。<br> | ||
− | + | 同法人の他、NPO法人くらしのサポーターズ(松本良啓理事長)、NPO法人いわてパノラマ福祉館(高舘美保子理事長)、フリースクール私立朝日学園(三上拓郎代表)、NPO法人もりおかユースポート(加藤源広理事長)、一般社団法人a.iwateりんく(古澤眞作理事長)で組織する「[[いわての若者くらし仕事支援機構]](愛称チーム!わかくら)」が実質的な運営に当たる。<br> | |
27日には見学会が開かれ、児童養護施設の職員や地域の民生委員ら約20人が訪問。<br> | 27日には見学会が開かれ、児童養護施設の職員や地域の民生委員ら約20人が訪問。<br> | ||
− | + | 県児童養護施設協議会の佐藤孝会長は<br> | |
+ | 「施設退所後の支援の必要性はみんな強く感じていた。関わる団体が、それぞれの強みを生かして支援するところが理想的。活動が軌道に乗れば、貴重なよりどころになる」と期待した。<br> | ||
チーム!わかくらによると、生きづらさを抱えた若者は、虐待など幼い時からつらい体験を重ね、身近な大人から社会性や知識を学ぶ機会が失われていることが多い。<br> | チーム!わかくらによると、生きづらさを抱えた若者は、虐待など幼い時からつらい体験を重ね、身近な大人から社会性や知識を学ぶ機会が失われていることが多い。<br> | ||
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開所から3人の若者が同ハウスを利用。既に1人は巣立った。<br> | 開所から3人の若者が同ハウスを利用。既に1人は巣立った。<br> | ||
関係機関から利用の問い合わせは多く、5月には定員を満たす見通しという。<br> | 関係機関から利用の問い合わせは多く、5月には定員を満たす見通しという。<br> | ||
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2017年5月17日 (水) 19:04時点における版
ポウロニアン・ハウス
所在地 | 岩手県盛岡市 |
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TEL | |
FAX |
若者の自立を支援 児童養護施設退所者らに 盛岡市内に一時的住まい ポウロニアン・ハウス
こどものための柴基金が整備 地元NPOなど6団体 チーム!わかくら運営企画
児童養護施設を退所した若者らが、自立した生活を送れるようになるまで一時的に暮らせる女性専用のシェアハウス「ポウロニアン・ハウス」が今月、盛岡市内に開所した。
施設を卒業したものの離職したり、高校を中退したりして社会で孤立を深める若者が少なくない。
安心して暮らせる場所を提供することで本人の力を引き出し、自立につなげる。
運営には、生活困窮者の自立支援に取り組む地元NPO法人など6団体が参画。
全国でも珍しい民間チームによる取り組みで、成果が期待される。
同ハウスは、俳優の柴俊夫さんが代表理事を務める東京都のこどものための柴基金が整備した。木造2階建て、延べ床面積約130平方㍍。
5人分の個室と共用のリビング、台所、浴室などを備える。
入居できるのは女性のみで定員は5人。利用料は共益費込みで1カ月、2万5千円。
利用期間は原則、最長1年だが、必要があれば延長される場合もある。
運営に参画する団体が、生活保護の手続きや就労に向けた準備などを支援。男女2人の支援員が最低でも週1回は駐在して相談に応じる。
地域の人との交流機会なども提供していく。
同ハウスの管理・運営主体は、盛岡市の一般社団法人アースメイト(吉田光晴代表理事)。
同法人の他、NPO法人くらしのサポーターズ(松本良啓理事長)、NPO法人いわてパノラマ福祉館(高舘美保子理事長)、フリースクール私立朝日学園(三上拓郎代表)、NPO法人もりおかユースポート(加藤源広理事長)、一般社団法人a.iwateりんく(古澤眞作理事長)で組織する「いわての若者くらし仕事支援機構(愛称チーム!わかくら)」が実質的な運営に当たる。
27日には見学会が開かれ、児童養護施設の職員や地域の民生委員ら約20人が訪問。
県児童養護施設協議会の佐藤孝会長は
「施設退所後の支援の必要性はみんな強く感じていた。関わる団体が、それぞれの強みを生かして支援するところが理想的。活動が軌道に乗れば、貴重なよりどころになる」と期待した。
チーム!わかくらによると、生きづらさを抱えた若者は、虐待など幼い時からつらい体験を重ね、身近な大人から社会性や知識を学ぶ機会が失われていることが多い。
くらしのサポーターズの吉田直美事務局長は
「学び直す時間が必要。安心できる環境に身を置くと、本来その子が持っている人間性や能力が発揮されると実感している。公の支援だけでは、こぼれてしまう子どもに寄り添い、自立への一歩を支えたい」と語る。
開所から3人の若者が同ハウスを利用。既に1人は巣立った。
関係機関から利用の問い合わせは多く、5月には定員を満たす見通しという。
対策の必要性は県も認識しており、県子ども子育て支援課の駒木豊広子ども家庭担当課長は「県としても取り組みに対し何らかの支援ができるよう検討していきたい」と話した。
〔◆平成29(2017)年4月29日 盛岡タイムス Web News〕